2016年 10月 26日
部屋の大きさ |
オーディオを趣味するなら、専用でなるべく大きな部屋を確保するのが、大切だと書いたら、リヴィングルームオーディオの方から反撃が来ました(爆)。勿論、まったく考えなかったとは言いませんが、その人のリヴィングルームは充分大きいですよ。しかし、リヴィングルームであるからには、必然的に制約を受けます。その点バランスがいいのが、Dolonさんのお宅ですね。
一生の趣味になるオーディオでは、長いスパンで計画をして、小さくともオーディオ専用の部屋を確保するのが、一番近道だと思っていますので、若い方(30代後半から50代後半まで)の方々には、希望と夢を大きく持って、オーディオ専用室を持つように頑張って欲しいという思いで書いたのです。ただ専用室も持つと自動的に家庭内別居になりますが、そのあたりのバランスは上手く取ってください(爆)。
勿論、少し前までの椀方さんや、現在も単身赴任中のKYLYNさんなどの例もあります。家族のために、持ちたくとも、ご自分お部屋が持てない時期は必ずあります。私の場合は、生まれた家にずーっと住んできましたから、環境としては大変恵まれていますが、現在の家に立て替える前は、昭和2年に関東大震災から逃れてきて祖父が造った古い家に住んでいました。築後60〜70年の家を家族の成長に合わせて改造してきたのです。六畳の昔の部屋を増築して、オーディオ類を集めて書斎、物置、レコード棚兼用の部屋が持てたのは、下の子が出来た頃でした。小さい頃、その子にドーム型のSPをつぶされたことも何回もありました。幼い子にとって、ドーム型のツイーターは押す対象ですからね。
それでも、居間に置いてあった、カートリッジも何回か壊されました。仕方がありませんね。昔の和室の廊下の部分に置いてあった、JBLのスピーカーやレコードプレーヤーの場所も、やがて子供コーナーになっていきました。仕方がなく、南側に面していた六畳間の壁を取り払い、物干し台を無くして、部屋を延長させたのです。結局その部屋には、10年間も住んでいなく、老朽化した家の改造も限界だったので、神戸の地震を切っ掛けで、建て替えを決意しました。その時、専用部屋を造ろうとした原因は、コンシーケンスを何とかならしてみたいという、欲求からでした。しかし、なかなか上手くいかず、逆に元からあったGRFがSD05で朗朗と鳴り始めたのです。面白いモノです。
しかし、二十年前に、この部屋を造れたおかげで、その後の展開がご覧の通り展開してきたのです。年老いた両親を陽の当たるところに住ませたいために、その頃、ようやく普及しはじめた家庭用エレベーターを導入しました。それがあったから、重いスピーカーを何回も実験に運べたのです。バリアフリーも効きましたね。
その実験を通じて、やはり部屋は大きい方がだ楽だし、専用の部屋なら実験の継続が出来ます。部屋のどこにSPを置くかは、じつは大変な要素なのです。スピーカーを買い換える前に実験をして見るべきだと思います。置く場所と、間隔がとても重要だと気がついてきたのは、ここ数年のことですから、大きな声では言えないのですが・・・。
でも、大きさは14畳から18畳ぐらいが理想的です。それより大きくなると、容積が格段に大きくなり、スピーカーの能率との兼ね合いですが、アンプの能力が限界に来ます。86db前後の低能率のSPを使う場合は、部屋の大きさにも限度があります。また、私の部屋のように微少な響きを再現するために吸音をしている部屋ですと、その影響も大きく出て来ます。しっかりとした建材(本物の材料)をつかった部屋ですと、プー博士の18畳ぐらいが理想的ですね。 反対に 映画館やPA用に開発されたホーン型のプロ機は、能率が100db以上ありますから、小さな部屋では鳴りません。最低でも、30畳以上は必要でしょう。地方の素封家にお生まれでしたら、昔からの部屋のふすまを外して、大空間でならして見て欲しい物です。
これからは、どんどん過疎化が進みます。家は風を通さなくなるとすぐに痛みます。田舎の家を使って、そこに大型の装置を持ち込みすきな音楽を週末に三昧するというのも、理想の一つです。皆さんのご検討をお祈り致します。要するに、フリッカ様との絶え間ない戦いに勝利をするか、反対に見放されるかですね(爆)
一生の趣味になるオーディオでは、長いスパンで計画をして、小さくともオーディオ専用の部屋を確保するのが、一番近道だと思っていますので、若い方(30代後半から50代後半まで)の方々には、希望と夢を大きく持って、オーディオ専用室を持つように頑張って欲しいという思いで書いたのです。ただ専用室も持つと自動的に家庭内別居になりますが、そのあたりのバランスは上手く取ってください(爆)。
勿論、少し前までの椀方さんや、現在も単身赴任中のKYLYNさんなどの例もあります。家族のために、持ちたくとも、ご自分お部屋が持てない時期は必ずあります。私の場合は、生まれた家にずーっと住んできましたから、環境としては大変恵まれていますが、現在の家に立て替える前は、昭和2年に関東大震災から逃れてきて祖父が造った古い家に住んでいました。築後60〜70年の家を家族の成長に合わせて改造してきたのです。六畳の昔の部屋を増築して、オーディオ類を集めて書斎、物置、レコード棚兼用の部屋が持てたのは、下の子が出来た頃でした。小さい頃、その子にドーム型のSPをつぶされたことも何回もありました。幼い子にとって、ドーム型のツイーターは押す対象ですからね。
それでも、居間に置いてあった、カートリッジも何回か壊されました。仕方がありませんね。昔の和室の廊下の部分に置いてあった、JBLのスピーカーやレコードプレーヤーの場所も、やがて子供コーナーになっていきました。仕方がなく、南側に面していた六畳間の壁を取り払い、物干し台を無くして、部屋を延長させたのです。結局その部屋には、10年間も住んでいなく、老朽化した家の改造も限界だったので、神戸の地震を切っ掛けで、建て替えを決意しました。その時、専用部屋を造ろうとした原因は、コンシーケンスを何とかならしてみたいという、欲求からでした。しかし、なかなか上手くいかず、逆に元からあったGRFがSD05で朗朗と鳴り始めたのです。面白いモノです。
しかし、二十年前に、この部屋を造れたおかげで、その後の展開がご覧の通り展開してきたのです。年老いた両親を陽の当たるところに住ませたいために、その頃、ようやく普及しはじめた家庭用エレベーターを導入しました。それがあったから、重いスピーカーを何回も実験に運べたのです。バリアフリーも効きましたね。
その実験を通じて、やはり部屋は大きい方がだ楽だし、専用の部屋なら実験の継続が出来ます。部屋のどこにSPを置くかは、じつは大変な要素なのです。スピーカーを買い換える前に実験をして見るべきだと思います。置く場所と、間隔がとても重要だと気がついてきたのは、ここ数年のことですから、大きな声では言えないのですが・・・。
でも、大きさは14畳から18畳ぐらいが理想的です。それより大きくなると、容積が格段に大きくなり、スピーカーの能率との兼ね合いですが、アンプの能力が限界に来ます。86db前後の低能率のSPを使う場合は、部屋の大きさにも限度があります。また、私の部屋のように微少な響きを再現するために吸音をしている部屋ですと、その影響も大きく出て来ます。しっかりとした建材(本物の材料)をつかった部屋ですと、プー博士の18畳ぐらいが理想的ですね。 反対に 映画館やPA用に開発されたホーン型のプロ機は、能率が100db以上ありますから、小さな部屋では鳴りません。最低でも、30畳以上は必要でしょう。地方の素封家にお生まれでしたら、昔からの部屋のふすまを外して、大空間でならして見て欲しい物です。
これからは、どんどん過疎化が進みます。家は風を通さなくなるとすぐに痛みます。田舎の家を使って、そこに大型の装置を持ち込みすきな音楽を週末に三昧するというのも、理想の一つです。皆さんのご検討をお祈り致します。要するに、フリッカ様との絶え間ない戦いに勝利をするか、反対に見放されるかですね(爆)
by TANNOY-GRF
| 2016-10-26 11:04
| オーディオ雑感
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Comments(2)

私のことを振り返ると、結婚前は独身で下宿の一人部屋でしたからホーン型4ウェイスピーカーを置いて好き勝手やっていましたが、結婚してから6畳の1部屋に押し込められました。
子供が出来てからというものは、買ったばかりのESLに「おむつを干すのに丁度いい」と湿った洗濯物を置かれたりして大喧嘩になったこともあります。
その後、転勤が続き、子供にエージングが完了したスピーカーユニットやCDプレーヤーを壊される日々が始まりました。
その頃、私の所属していた教室で聴覚研究室におられた先生が退職され、後釜として私が入りました。30畳くらいある研究室を1人で使えるようになり、家からESLをはじめセット一式を持ち込んで、夜仕事が終わってから論文を書きながら音楽を鳴らす生活が始まりました。
そのうちにスピーカーもAcoustatやSTAXの大型コンデンサースピーカーに替わっていき、アンプも大型セパレートアンプを導入したりして、まあ幸せな時代でした。
ところが、大阪への転勤をきっかけに、私の部屋は4畳半となってしまい、多くの機器を手放さざるを得ませんでした。
1年後、開業した時に、ワンルームマンションの部屋を1部屋余分に借りて、そこで新たにオーディオシステムを構築しました。
最初は手元に残っていたSonusFaberのMinimaをNECのプリメイン、WadiaのSystem2000Ver.96で鳴らすというものでしたが、段々欲が出てきてかつて鳴らしていた大型コンデンサーSPの中古を探し出して入れてみたり、違うアンプを入れてみたりということになってきました。
そのうち部屋が狭くなってきたため、空室となっている他の部屋を借りてシステムを分け、次第にそこも一杯になってくるとまた別の部屋を借り・・・ということで結局7部屋にそれぞれのシステムを構築するという状態になりました。
5年前に仕事場の移転に伴い、それぞれの部屋に分散していた機材を2つの部屋に集めざるを得なくなり、それが今の状況です。
自宅の方はオーディオ機器は邪魔だと追い出されていますので、これからもオーディオは仕事場で続けていくことになると思っております。
子供が出来てからというものは、買ったばかりのESLに「おむつを干すのに丁度いい」と湿った洗濯物を置かれたりして大喧嘩になったこともあります。
その後、転勤が続き、子供にエージングが完了したスピーカーユニットやCDプレーヤーを壊される日々が始まりました。
その頃、私の所属していた教室で聴覚研究室におられた先生が退職され、後釜として私が入りました。30畳くらいある研究室を1人で使えるようになり、家からESLをはじめセット一式を持ち込んで、夜仕事が終わってから論文を書きながら音楽を鳴らす生活が始まりました。
そのうちにスピーカーもAcoustatやSTAXの大型コンデンサースピーカーに替わっていき、アンプも大型セパレートアンプを導入したりして、まあ幸せな時代でした。
ところが、大阪への転勤をきっかけに、私の部屋は4畳半となってしまい、多くの機器を手放さざるを得ませんでした。
1年後、開業した時に、ワンルームマンションの部屋を1部屋余分に借りて、そこで新たにオーディオシステムを構築しました。
最初は手元に残っていたSonusFaberのMinimaをNECのプリメイン、WadiaのSystem2000Ver.96で鳴らすというものでしたが、段々欲が出てきてかつて鳴らしていた大型コンデンサーSPの中古を探し出して入れてみたり、違うアンプを入れてみたりということになってきました。
そのうち部屋が狭くなってきたため、空室となっている他の部屋を借りてシステムを分け、次第にそこも一杯になってくるとまた別の部屋を借り・・・ということで結局7部屋にそれぞれのシステムを構築するという状態になりました。
5年前に仕事場の移転に伴い、それぞれの部屋に分散していた機材を2つの部屋に集めざるを得なくなり、それが今の状況です。
自宅の方はオーディオ機器は邪魔だと追い出されていますので、これからもオーディオは仕事場で続けていくことになると思っております。
京都人さま コメントありがとうございます。京都人さんのあの倉庫のような歴史が詰まった様子を拝見して、なり振り構っている暇はないなと、意を強くしました。音場再生という、ほとんどの人が聴いたことも無いような孤独の海を長い間漂流してきたのですが、SD05の石田さんいお会いしたのが、全ての始まりです。そこにPSDの大山さんを巻き込み、今のSPシステムが実現しました。それには専用の部屋と荷物運搬用のエレベーターが有ったからです。何が幸いするか解りませんね。