2016年 11月 13日
kikiさんの『真の音場』を体験 |
日曜日は、いよいよkikiさんのお宅に『真の音場』を聴きに行く日です。『真の音場』というと、どこか誤解されそうですが、通常の場合は、本当の音場がでていないので、それと区別するために使われているようです。それらは、本当の「音場」ではないので、『真』をとってただの「音場」で良いと思います(笑)。
『音場』がでないソースも沢山ありますから、SPのセッティングが合って「再生時に一番ロスの少ない音」と説明した方が解りやすいかも知れません。元の音が完全に再生されないから、微少な信号である音場の情報が欠落して、音場が再現出来無いのです。狭い部屋では、音の反射が大きくある程度以上の音量では音が飽和してしまいます。kikiさんは、部屋の中の音の行方を解析して、一番部屋の中で自然に音が減衰する点を探しておられました。
その結果、思いもしなかった角度でSPを置くと、部屋の影響を一番受けないことを発見しました。部屋のは、主にクラシックを聴かれるESL57とジャズを楽しまれるアンサンブル社のアニマータが置かれていました。BGM用には、Brilon1.0がテレビの横に置かれています。

部屋は、六畳強です。そこに永年使って来た様々なアンプ類も置かれています。部屋の長手方向の真ん中にテレビが置かれ、それを囲むようにESLが平行に対峙しています。
これが驚きですね。このお話を聴いて、茅野の家でもいろいろと向きを変えて実験しましたが、後方からでている逆相の音の処理はどうされているのだろうと思っていました。kikiさんお宅では、その後方の音を塞いで、前方だけに出しておられました。普通のSPと同じ感じですね。幾分、ESL57の自由度が無くなる気もしましたが、これはこれで追試験が必要でしょう。

メインのSPはアニマータだそうです。対向して、上を向いています。そうすると、どこで聴いてもぶれない音場が現れます。壁も無くなくなってきます。6畳間で充分という福音ですね。正面を向かないと不安でしょうが、実際の生の音を知っていれば、納得される音です。聴きながら、そわそわしました。家に帰って実験をしようと思ったからです。
行きは、一時間半でしたが、日曜日の午後はやはり混みます。最寄りのインターまで30分以上掛かり、心の中は焦りました。戻って来て、すぐにT4を持ち出し早速実験です。調整は微妙です。私は音場の音になれていましたから、すぐに出ましたが、なれないと少し手間取るかも知れませんね。勇気が要るでしょうが、でも、音場がでると6畳で充分だと言い切りましょう(爆)。
kikiさんが、来られた時驚かれたユニコーンで再生されている音場感と同じ音がしてきます。音場がでるとどのような SPを使っていても同じ音がします。元の音が同じだからでしょう。本当の意味のHiFi(ハイ・フィデリティー/高忠実度)ですね。どのようなSPでも同じ様に鳴るかは、追実験が必要ですが、これは面白いです。
『音場』がでないソースも沢山ありますから、SPのセッティングが合って「再生時に一番ロスの少ない音」と説明した方が解りやすいかも知れません。元の音が完全に再生されないから、微少な信号である音場の情報が欠落して、音場が再現出来無いのです。狭い部屋では、音の反射が大きくある程度以上の音量では音が飽和してしまいます。kikiさんは、部屋の中の音の行方を解析して、一番部屋の中で自然に音が減衰する点を探しておられました。
その結果、思いもしなかった角度でSPを置くと、部屋の影響を一番受けないことを発見しました。部屋のは、主にクラシックを聴かれるESL57とジャズを楽しまれるアンサンブル社のアニマータが置かれていました。BGM用には、Brilon1.0がテレビの横に置かれています。

部屋は、六畳強です。そこに永年使って来た様々なアンプ類も置かれています。部屋の長手方向の真ん中にテレビが置かれ、それを囲むようにESLが平行に対峙しています。
これが驚きですね。このお話を聴いて、茅野の家でもいろいろと向きを変えて実験しましたが、後方からでている逆相の音の処理はどうされているのだろうと思っていました。kikiさんお宅では、その後方の音を塞いで、前方だけに出しておられました。普通のSPと同じ感じですね。幾分、ESL57の自由度が無くなる気もしましたが、これはこれで追試験が必要でしょう。

メインのSPはアニマータだそうです。対向して、上を向いています。そうすると、どこで聴いてもぶれない音場が現れます。壁も無くなくなってきます。6畳間で充分という福音ですね。正面を向かないと不安でしょうが、実際の生の音を知っていれば、納得される音です。聴きながら、そわそわしました。家に帰って実験をしようと思ったからです。
行きは、一時間半でしたが、日曜日の午後はやはり混みます。最寄りのインターまで30分以上掛かり、心の中は焦りました。戻って来て、すぐにT4を持ち出し早速実験です。調整は微妙です。私は音場の音になれていましたから、すぐに出ましたが、なれないと少し手間取るかも知れませんね。勇気が要るでしょうが、でも、音場がでると6畳で充分だと言い切りましょう(爆)。
kikiさんが、来られた時驚かれたユニコーンで再生されている音場感と同じ音がしてきます。音場がでるとどのような SPを使っていても同じ音がします。元の音が同じだからでしょう。本当の意味のHiFi(ハイ・フィデリティー/高忠実度)ですね。どのようなSPでも同じ様に鳴るかは、追実験が必要ですが、これは面白いです。
by TANNOY-GRF
| 2016-11-13 20:28
| 行ったり
|
Comments(17)

GRFさま
ハハハ。なんか教科書に書かれている、やっちゃいけないことのてんこ盛りですね。(爆)
我が家のスピーカーのウーハーも半分は45度後ろ向きに出ているという変則的なものですね。
色々と面白いことになってきましたね。果敢な挑戦で常識を打破、でしょうか。
先日、サラウンドで上映されている映画を観ました。サントラの一部で手拍子が客席の真ん中から聞こえてきて困りました。
どうしても無粋なお客が曲に合わせて手拍子を打っているように聞こえるのです。
「やめろよ!」と声を出しそうになりました。
音場を知っている者の悲劇でしょうか。(笑)
S.Y
追伸。六月に訪れたニュージーランド南島、クライストチャーチとカイコウラで大地震。何度も通過した海際の道路が土砂崩れで埋まっていました。
宿泊していたホテルも被害を受けたかも。
14日は大地震の予想が出ています。
スーパームーンの仕業でしょうか、地球の裏側で影響が?

少し訂正を
kiki氏のメインスピーカーはアマティ(これであればまた別の意味で楽しいですが)ではなく、アンサンブル社のアニマータです。ドイツグーリッヒ社製の独自のウーファユニットが特徴です。
kiki氏の真骨頂はこれを使用した時の音場の精度ですが、現状は片側のユニットの調子が悪く、同じものを調達準備中でしたが今回は間に合わなかったようです。
kiki氏のメインスピーカーはアマティ(これであればまた別の意味で楽しいですが)ではなく、アンサンブル社のアニマータです。ドイツグーリッヒ社製の独自のウーファユニットが特徴です。
kiki氏の真骨頂はこれを使用した時の音場の精度ですが、現状は片側のユニットの調子が悪く、同じものを調達準備中でしたが今回は間に合わなかったようです。

面白い試みですね。GRFさんの既成概念に囚われない貪欲な好奇心もすごいです。音がよくなれば何でもありで、いろいろな実験のアリですし、方法もアリだと思います。ただ「真の」というのが何なのかが気になります。他はみんな「ニセの」と言うわけですからね。「真」と「偽」の音場の違いはどんなものでしたか?
Bellwoodさんが引っかかっているのはその『真』という言葉だと思います。その反対語は『偽』になりますからね。私の解釈では、ステレオの中央に座らなければ、見えない舞台の紙に書いた薄っぺらい背景が、前後に重なるように見えてい情景ではなく、どこから聴いても音像がぶれない音場を、区別するために『真』という言葉を使っているのだと思われます。ですから、我々の聴いている「音場」はその『真の音場」ですから『真」をとっても差し支えないのではと思いました。でも言葉はともかく、実際の音を聴かなければその音場は解りませんね。
京都人さん ご指摘ありがとうございました。部屋が暗い所為では無いのですが、そのあたりのSP名に暗いので、助かりました。早速訂正させて頂きました。良い音でしたよ。さっそく、追試験中です。
昨日は、雨の中、茅野の家まで行きました。雨の中、田舎のラッシュアワーは本当に怖いです。乱暴な運転なので、顔を見たら相当なおばあちゃんでした。急な飛び出しや、割り込みもあり、大変危険です。地方では、車が無いと生活が出来ません。それはわかるのですが、逆走に近い走行もあり、肝を冷やしました。
その後、ESL57の対向法をいろいろ実験しましたが、アニマーターのような小型のSPの方が向いていると思いました。
その後、ESL57の対向法をいろいろ実験しましたが、アニマーターのような小型のSPの方が向いていると思いました。

GRFさん
先日はお越しいただき、また素敵な記事をありがとうございます。
当日はあの後家族サービスで、昨夜は飲み会とバタバタしていて、
お礼が遅くなり、申し訳ありません。
360deg放射でないSPは、パラメータが多く最良点を見つけるのが
困難な分、楽しめます^_^
先日はお越しいただき、また素敵な記事をありがとうございます。
当日はあの後家族サービスで、昨夜は飲み会とバタバタしていて、
お礼が遅くなり、申し訳ありません。
360deg放射でないSPは、パラメータが多く最良点を見つけるのが
困難な分、楽しめます^_^

また、ESLの音場は背面を開放した状態で完成させています。
ANIMATAのようなはらに突き刺さるドラムを再現しようとして、昨年に色々と施した結果ですが、この部屋では音場には影響ない様にしてあります。
ANIMATAのようなはらに突き刺さるドラムを再現しようとして、昨年に色々と施した結果ですが、この部屋では音場には影響ない様にしてあります。

kikiさん 昨日は三時間ほど、ESLの調整に費やしました。近くで聞く場合は、そこそこ良いのですが、3~4メートル離れると、後ろの音がまとまりません。時間切れでした。また挑戦しますね。

ESLは、とにかくやりにくい相手です。初めにそれを制することができたので、ANIMATAは早くに高得点を得て、更に上を目指せたのかと思います。しかし、上手くいった時の音は格別なものがあるので、止められませんね。
和室でのT4は大変うまくいっています。後ろのユニコーンと同じ間隔に並べて、引けを取っていません。そちらはいいのですが、、ESLはまた次回の挑戦です。次回は、アンプをQUADからいろいろ変えて挑戦です。

和室でT4が UNICORN に肉薄しているとのこと。楽しみでもあり複雑な気持ちでは。
成功すれば、UNICORN の存在はいかに。
成功すれば、UNICORN の存在はいかに。
kikiさんご心配なく。低音は肉薄していてもやはり音の質は違います。今日も、T4の制作者が来られて、二人で首をかしげました。オーディオは面白いですね。二つのいいとこ取りを考えています。

以前、ESLとBRILONの両方を鳴らす良いとこ取りの SYSTEM X というのをやっていたことがあります。音場が成立しているとそういう合成が成り立つのです。過去記事にアップしたのを、捜してみます。

こんばんは、リウーです。
写真を参考に、ESLを壁まで寄せてみました。かなり良い感じがしますが、40cmほど前に出していた時との違いが、わかるかというと、微妙です。実際、この辺が、私の耳の限界かもしれません。部屋が広くないので、平行法で、目前に壁があるのに比べると、圧迫感がないのは、良いです。
写真を参考に、ESLを壁まで寄せてみました。かなり良い感じがしますが、40cmほど前に出していた時との違いが、わかるかというと、微妙です。実際、この辺が、私の耳の限界かもしれません。部屋が広くないので、平行法で、目前に壁があるのに比べると、圧迫感がないのは、良いです。
ESLは大変微妙ですが、音場が出るのは驚きでした。kikiさんは垂直に立てられていましたが、私は、仰角のある方がより広い部屋に対応すると思いました。昨晩、大山さんに来ていただき、T4での実験を重ねてみました。いろいろなことが解ってきました。Troubadour40にこの経験を活かそうと思います。

〉Troubadour40にこの経験を活かそうと思います。
楽しみですね。
希望はSW部がコンパクトで1人でも持ち運び出来ると有難いのですが?
音質との兼ね合いですね。
楽しみですね。
希望はSW部がコンパクトで1人でも持ち運び出来ると有難いのですが?
音質との兼ね合いですね。