2006年 07月 03日
OTTO KLEMPERER の英国オリジナル盤 |
DGGのセル/フルニエ盤で、オリジナル盤と再発盤の音質の差を知ってしまった、私達は、ようやくクレンペラーの初期盤を探し始めました。いわゆるブルーシルバー盤が、大部分のクレンペラーの初版盤です。同じ会社のASDレーベルの暗い闇とは、微妙に違う、味わいのある深い音が信条です。私には紫の深い色のようにも感じますが、、、
1950年代の録音のメインは、モノーラル録音でした。録音会場の一番いい位置に、モノのマイクが置かれ、ステレオはまだサブ的な役割しか与えられていなかったのです。そのため、モノ盤より,オフマイクの感じがします。ベートーヴェンの第九などがその典型です。ハンス・ホッターのバリトンを聞けばその差に、驚かれるでしょう。そう、モノ盤の方が、はるかにバランスよく採れているからです。英国コロンビアのモノ盤は33CXシリーズです。
機会があればその差を是非聞き比べてください
80年代のなかばを通じて、クレンペラーのドイツ盤を集め始めていましたが、オリジナル盤の、凄さを知ってしまった時から、また最初から、買い直しを始めたのです。その頃から、オリジナル盤は知られるように、なってきました。イギリスの中古屋さんも俄に起こった日本からの急激な需要の高まりに、一気に価格が上昇し始めたのです。その頃、ロンドン市内の中古屋さんを丁寧に回れば、一枚50ペンス〜1ポンドのバーゲン箱に、古くなった初期版がごろごろ出回っていたのですが、2〜3年の間に、日本の業者たちに買い漁られてしまいました。
その頃、仕事で頻繁に、イギリスへ出かけていました。その折、暇を見つけ、必死に、イギリス中を探しまわって、初期盤を探し出し、クレンペラーとセル、クリュイタンスを中心に購入していったのです。
帰りの荷物は、いつも安い中古レコードでいっぱいでした。
ジャケットは、クレンペラーの英国初版盤・BACHの管弦楽組曲旧盤と新盤、ロ短調、マタイ受難曲ミサです。
1950年代の録音のメインは、モノーラル録音でした。録音会場の一番いい位置に、モノのマイクが置かれ、ステレオはまだサブ的な役割しか与えられていなかったのです。そのため、モノ盤より,オフマイクの感じがします。ベートーヴェンの第九などがその典型です。ハンス・ホッターのバリトンを聞けばその差に、驚かれるでしょう。そう、モノ盤の方が、はるかにバランスよく採れているからです。英国コロンビアのモノ盤は33CXシリーズです。
機会があればその差を是非聞き比べてください
80年代のなかばを通じて、クレンペラーのドイツ盤を集め始めていましたが、オリジナル盤の、凄さを知ってしまった時から、また最初から、買い直しを始めたのです。その頃から、オリジナル盤は知られるように、なってきました。イギリスの中古屋さんも俄に起こった日本からの急激な需要の高まりに、一気に価格が上昇し始めたのです。その頃、ロンドン市内の中古屋さんを丁寧に回れば、一枚50ペンス〜1ポンドのバーゲン箱に、古くなった初期版がごろごろ出回っていたのですが、2〜3年の間に、日本の業者たちに買い漁られてしまいました。
その頃、仕事で頻繁に、イギリスへ出かけていました。その折、暇を見つけ、必死に、イギリス中を探しまわって、初期盤を探し出し、クレンペラーとセル、クリュイタンスを中心に購入していったのです。
帰りの荷物は、いつも安い中古レコードでいっぱいでした。
ジャケットは、クレンペラーの英国初版盤・BACHの管弦楽組曲旧盤と新盤、ロ短調、マタイ受難曲ミサです。
by TANNOY-GRF
| 2006-07-03 00:26
| 好きなレコード
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