2017年 02月 20日
レコード音のご感想 |
先週、平日にもかかわらず、レコードの音を聞きにのびーさんとgenmiさんが訪れてくれました。私自身、驚いたほどのアナログレコードの再生音を、実際に聞いていただこうと来ていただいたのです。50年前の実況録音盤を聞いていただきましたが、その実在感に驚いていただいたようです。EQカーブの違いだけでは無く、ターンテーブルの静寂性、アームの安定した動き、カートリッジの特性の差もはっきりと音になって出てきました。
EQカーブの低音上昇用カーブを、18dbのカーブと20dbのカーブの違いが、これほどまで最低域の音の違いになって聞こえるとは、聞いてみるまではわかりませんでした。もちろん2dbは最低域ばかりでは無く、低音全体の面積を2dbあげていますから、エネルギーの総量ではやはり違って聞こえるのでしょう。しかし、その差は、奥にある04ではよくわからないことも事実です。最低域まで出ているrubbyの真価が出ているのでしょう。
のびーさん 次回はぜひクラシックの盤も聞いてみてください。テープの方は、また別の次元の音なので、直接の比較は出来ませんが、同じような低域の伸びとスケール感が出ています。
EQカーブの低音上昇用カーブを、18dbのカーブと20dbのカーブの違いが、これほどまで最低域の音の違いになって聞こえるとは、聞いてみるまではわかりませんでした。もちろん2dbは最低域ばかりでは無く、低音全体の面積を2dbあげていますから、エネルギーの総量ではやはり違って聞こえるのでしょう。しかし、その差は、奥にある04ではよくわからないことも事実です。最低域まで出ているrubbyの真価が出ているのでしょう。
レコード再生には、ターンテーブル自身の静けさと回転の正確さ、アームの安定さが問われます。それらの総合値を聞いていただいているわけですから、アナログは難しいともいえます。
GRFさん、こんにちは。
金曜日は拙宅にお越しいただきありがとうございました。
拙宅のサウンドはGRFさんのお宅と比べてかなり幼稚な音ですので、躊躇しておりましたらお誘いするのが非常に遅くなってしまいました。大変失礼いたしました。
急遽GRFさんのお宅へも伺えるという嬉しい機会もいただけて、その後の焼き鳥屋さんやバーも含めて、とても有意義で楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
GRFさんからアナログの音がよくなったとの前振りがあって聴かせていただいたのでどんな風によくなったのか興味津々だったのですが、音が出てきた瞬間にその言われていた意味が理解できるほど素晴らしい音でした。オーディオの技術的なことは疎いのでよく理解していないのですが、実際比較試聴させていただいて低域カーブの違いでそれほどまでの変化があるとはただただ驚きました。
何が違うというと、音場感というか空気感といいますか、まさにその会場で実際に聴いているかのような雰囲気を肌で感じることができるかできないか、というように私は感じました。越路吹雪やフランク永井の昔のリサイタル盤を聴かしていただいたのですが、40~50年前にタイムトリップしてもう本当にその会場にいるかのようでした。アナログのプチプチノイズはほぼないですし、当時の演奏や録音も本当に素晴らしいのですね。
前回伺わせていただいたときはCDで上記のような印象を持ったのですが、今回はアナログでも同じ感覚を持ちました。いや、今回のアナログの方がより一層感動したかもしれません。ここまで来ると「オーディオ」という域を超えて「タイムマシーン」という言葉が合っているような気がします。普段聴かないジャンルの音楽を初めて聴いてここまで感動するというのは不思議な感覚です。越路吹雪とフランク永井のリサイタルCD盤をポチりましたが、果たして自宅のシステムでどの程度の再現性があるか興味津々な反面恐怖です。
GRFさんもブログで書かれている通り、オーディオの集いではなくて音楽会としてゆっくりフルアルバムを楽しみたい。そんな唯一無二な素晴らしい音でした。
ぜひ今度アナログ盤でしか手に入らない越路吹雪のリサイタル盤を最初から最後までゆっくり聴かせてください。できればお酒と共に。
今回はお仕事が忙しいときに時間を割いていただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
genmi
GRFさん、こんにちは。
金曜日は拙宅にお越しいただきありがとうございました。
拙宅のサウンドはGRFさんのお宅と比べてかなり幼稚な音ですので、躊躇しておりましたらお誘いするのが非常に遅くなってしまいました。大変失礼いたしました。
急遽GRFさんのお宅へも伺えるという嬉しい機会もいただけて、その後の焼き鳥屋さんやバーも含めて、とても有意義で楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
GRFさんからアナログの音がよくなったとの前振りがあって聴かせていただいたのでどんな風によくなったのか興味津々だったのですが、音が出てきた瞬間にその言われていた意味が理解できるほど素晴らしい音でした。オーディオの技術的なことは疎いのでよく理解していないのですが、実際比較試聴させていただいて低域カーブの違いでそれほどまでの変化があるとはただただ驚きました。
何が違うというと、音場感というか空気感といいますか、まさにその会場で実際に聴いているかのような雰囲気を肌で感じることができるかできないか、というように私は感じました。越路吹雪やフランク永井の昔のリサイタル盤を聴かしていただいたのですが、40~50年前にタイムトリップしてもう本当にその会場にいるかのようでした。アナログのプチプチノイズはほぼないですし、当時の演奏や録音も本当に素晴らしいのですね。
前回伺わせていただいたときはCDで上記のような印象を持ったのですが、今回はアナログでも同じ感覚を持ちました。いや、今回のアナログの方がより一層感動したかもしれません。ここまで来ると「オーディオ」という域を超えて「タイムマシーン」という言葉が合っているような気がします。普段聴かないジャンルの音楽を初めて聴いてここまで感動するというのは不思議な感覚です。越路吹雪とフランク永井のリサイタルCD盤をポチりましたが、果たして自宅のシステムでどの程度の再現性があるか興味津々な反面恐怖です。
GRFさんもブログで書かれている通り、オーディオの集いではなくて音楽会としてゆっくりフルアルバムを楽しみたい。そんな唯一無二な素晴らしい音でした。
ぜひ今度アナログ盤でしか手に入らない越路吹雪のリサイタル盤を最初から最後までゆっくり聴かせてください。できればお酒と共に。
今回はお仕事が忙しいときに時間を割いていただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
genmi
先日は急な訪問にも拘わらず暖かくお迎え頂きました。ありがとうございました。
それにしてもあのアナログには参りました。これをどう表現しようかと思案しているうちにgenmiさんに先を越されてしまいました(笑)。
genmiさんが書かれている通り「音場感、空気感が違う」というのは紛れもない事実です。ただ、あの「低域が深く静かに沈み込んでいく感覚」をもう少し具体的に言葉にしたいと思います。
あの日、何度か話題になった富士山に例えると、富士山の裾野が横に広く、縦に深く視界の外まで続いていく感じですかね。夜明け直後、超快晴で山肌までしっかりと見えるスーパーリアリズムのような富士山ではなく、もっとさり気なく、少し遠くから、でも窓越しではない、そんな富士山を見たような感じです。多くの場合、富士山の裾野が霞で見えなかったり、左右の障害物で切り取られたり、富士山は雲の中で手前の富士宮の製紙工場だけがはっきり見えたりで、理想の富士山を拝むのは中々至難です。
イコライザー・カーブの低域端を2dB、より正確に再生することで全体があれ程変わるのは本当に不思議です。18dB時では、従来の良質のアナログと同様、心地よい質感と比較的リアルな中央音像が印象に残るプレイバックでしたが、20dBでは、上下左右の見えない枠が取れて、グッと沈み込む感覚が現れます。
ソースは確かに昭和でしたが、再生音は最先端です。でも最先端であっても最新とか現代的というものでは無いので、やはりテープに近いのでしょうか?GRF邸のテープ・サウンドは未体験なので判断のしようがないのですが、我が家のテープは安定感、力感、広い音場はありますが、あのような深く沈む感じは無いです。
もしかするとGRFさんは本当に上手く鳴るソフトだけを聴かせてくれたのかも??是非、次はクラシック系のソースとテープを聴かせて下さい。貴重な体験、本当にありがとうございました。
のびー
それにしてもあのアナログには参りました。これをどう表現しようかと思案しているうちにgenmiさんに先を越されてしまいました(笑)。
genmiさんが書かれている通り「音場感、空気感が違う」というのは紛れもない事実です。ただ、あの「低域が深く静かに沈み込んでいく感覚」をもう少し具体的に言葉にしたいと思います。
あの日、何度か話題になった富士山に例えると、富士山の裾野が横に広く、縦に深く視界の外まで続いていく感じですかね。夜明け直後、超快晴で山肌までしっかりと見えるスーパーリアリズムのような富士山ではなく、もっとさり気なく、少し遠くから、でも窓越しではない、そんな富士山を見たような感じです。多くの場合、富士山の裾野が霞で見えなかったり、左右の障害物で切り取られたり、富士山は雲の中で手前の富士宮の製紙工場だけがはっきり見えたりで、理想の富士山を拝むのは中々至難です。
イコライザー・カーブの低域端を2dB、より正確に再生することで全体があれ程変わるのは本当に不思議です。18dB時では、従来の良質のアナログと同様、心地よい質感と比較的リアルな中央音像が印象に残るプレイバックでしたが、20dBでは、上下左右の見えない枠が取れて、グッと沈み込む感覚が現れます。
ソースは確かに昭和でしたが、再生音は最先端です。でも最先端であっても最新とか現代的というものでは無いので、やはりテープに近いのでしょうか?GRF邸のテープ・サウンドは未体験なので判断のしようがないのですが、我が家のテープは安定感、力感、広い音場はありますが、あのような深く沈む感じは無いです。
もしかするとGRFさんは本当に上手く鳴るソフトだけを聴かせてくれたのかも??是非、次はクラシック系のソースとテープを聴かせて下さい。貴重な体験、本当にありがとうございました。
のびー
by TANNOY-GRF
| 2017-02-20 17:47
| 来たり
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