2017年 09月 13日
OさんのDACが戻ってきました |
先月からドック入りをしていたOさん謹製のDACが戻ってきました。セレクタースイッチを早く切り替えると、切り替えがソフト的について行けなくなっていたのですが、原因は、分周を避けて設定していたクロック周波数が低く不安定になっていたそうです。DSDの周波数も5.6MHzから11.2MHzまで上がってきてクロックの安定性が遅くななっていたようです。
また使っているアンプも赤のタイプで、これも音が幾分派手系です。それで、以前使っていた本来のグレーのタイプと交換してみました。どうでしょう!全然違います。おとなしいのです。基本的には、パワートランスの色が違っているだけですが、どうしてこんなに違うのかと思うほどです。こちらの音が和室本来の音ですね。
それではと、GRFのある部屋の方はどのくらい変わったのかと聞いてみると、こちらも変わりますが、和室ほどの大きな差はありません。赤のアンプは本来こちらで使うタイプなので、それもあるのかもしれませんが、和室の方が部屋の影響をうけて音の差が大きいのでしょう。本当に微妙なモノです。これで、工藤さんの所に修理に出ているCD34改が戻ってくるのが楽しみです。
それで、分周をしないで、動作も安定する周波数を発生するクロックに交換してみました。最近のクロックは小さくなっていて驚かされます。赤い基板の上の方の中央の小さな四角がクロックだそうです。違うメーカーで二種類用意して聞き比べてみました。同じ周波数なのに、メーカーが違うだけで全く音が異なります。こちらは、どちらかというとクラシック用と言ってもいいぐらい落ち着いた音を奏でます。いまひとつは以前から使っていたのと同じタイプです。そちらは、オーケストラの打楽器や、ジャズのシンバルの音などが冴えてきます。これは好みかもしれません。
先日、和室で使っていたCD34改(二台目)の音が出なくなり、今一台のCD34改(オリジナル)に替えました。こんな時のために、二台用意してあったのです。チューニングの度合いや時代によっても、そしてなにより最終の調整によっても音は違います。こちらの方は、少し明るく派手な音がします。クラシックよりも、JAZZ向きともいえます。そこで、戻ってきたDACのクロックも以前の明るいタイプにしてみました。だいぶ派手になりますが、元気な音です。
最後に、SD05を繋いで、音の差を聴きました。バランスのとれた音で、きわめて上品です。MS-1改から直接のデジタルインは、このアンプが10年以上前に作られたとは思えないぐらいです。工藤プリからのアナログ入力も、音が濃く熱く鳴りますが、SD05だけでも充分ユニコーンは、知的でスケール大きな音で鳴りますね。
by TANNOY-GRF
| 2017-09-13 15:09
| 来たり
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