2018年 03月 11日
楽しいパグ太郎さん邸の訪問 1 |
金曜日の夜は、前日の大雨と読み続けているハードボイルドで、寝不足だったので、Hさん邸から戻った後、すぐに寝てしまい、また夜中に起きてしまいました。二日続きで時差ぼけになった私が、土曜の朝にトーストとコーヒーを流し込んだのは、10時近くになってからでした。おなかが満たされたので、食休みと称して横になったら、また寝てしまい、次に気がついたのは、もう午後の一時近くでした。
今日は、同じ駅の反対側に住むパグ太郎さん宅に二時の約束の訪問が入っています。シャワーを浴びて2キロほど離れたパグ太郎邸までゆっくりと歩くにはぎりぎりの時間でした。当初は自転車も考えたのですが、日頃の運動不足を補うには歩くには丁度良い距離だとおもいました。ところが、一瞬早く家族に風呂に入られ、身動きとれません。仕方ないので、パグ太郎さんに15分ほど遅れる旨を打電し、運動不足も解消できないでタクシーで向かいました。
さすがに2キロの距離ですから、あっという間にパグ太郎さん邸に到着です。ついこの間訪れたつもりになっていましたが、調べると前回の訪問は去年の10月でした。そのあと、12月のGermanの会でもお会いして、正月明けにも拙宅に来ていただきCD三昧の楽しい時間を過ごすことが出来ました。二月の平日の夜に、丁度、家を訪れていたHRS-130の音も聞きに来られましたね。そんな今夜で、近所で来やすいと言うこともあり、ほぼ一月に一回のペースであってきいます。
パグ太郎さんとお会いすると、一番楽しいのは、聞かれている音楽の分野が少し違い、いままで聴いたことのないCDと出会えることです。ドイツ音楽中心の自分の守備範囲と違い、パグ太郎さんは、フランス音楽が主体です。そしてオーケストラ物より、声楽や室内楽が中心なので、私の知らないCDをご紹介していただくのが、何よりの楽しみなのです。
家に来られる方々は、家で聴く音の良いCDに驚かれて、それらのCDを購入されます。すると、音が良い理由の大半が、装置ではなくCDそのものの差だと言うことに気がつかれて、それからは、CDとしては、もう30年も経っている初期のCDを揃えられることになります。それが友人から友人へと伝わり、結果として家で掛けているのと同じCDが、どこの家に行ってもあるという状況になるのです。
元は家のCDからスタートしていますので、それらは、私自身は耳たこになっています。そこで、私の知らない分野のそれも音の良いCDに出会えるのは、文字通り僥倖なのです。パグ太郎さん邸を訪れて楽しいのは、もちろんご主人とのウィットにあふれた会話ですが、それと私にとっての未知への遭遇がやはり喜びですね。さあ、今日はどんな出会いが待っているのかと思うと、チャイムを鳴らす手も期待に震えます。
早速、何時も部屋に通されると、SPの設置が、内ぶりから平行に変わっているのに気がつきました。積極的にオーディオ関係の友人宅を回られているパグ太郎さんは、Genmiさん邸や、横浜のvafanさんのお宅でも、皆さん平行法なので、よりサービス分野の広い並行型に変更されたそうです。同時に、内ぶり型(上の写真)より、遙かに調整が難しいのも、並行型の特徴でもあります。聴かせていただくと、やはり、左右の位置が微妙に違うのが感じられましたので、お許しを得て少しだけ調整をしてみました。
そして全体の音量が、合ってきたら、最後にモノラルのレコードで、センター位置を確認して合わせます。たとえば、像がほんの少し、左に寄っている場合は、反対側の右側のSPの向きをほんの少しだけ、平行から向きを変えてみます。見た目は平行のまま、ほんの少しだけ、内振りにするのです。前の方だけ1mmぐらい向きを変えてみます。それでやり過ぎたら、すぐに戻すことも重要です。その試行錯誤で、部屋の条件の違いをあわせていくのです。
平行法は、またずれても難しくはありません。また平行に戻して、自分が納得するポイントを見つければ良いのですから。今回は、CDを聴き進めるときに、また気がついた修正点も含めて、綿密にあわせてみました。合ってくると音楽の活き活き感が違ってきますね。左右のSPがお互いに打ち消し合っているのが、合っていないときの音です。その微妙な差を突き詰めていくと、ほんの少し(1mm以下)の差でも、天と地ほどの差が解るようになります。長年、オーディオをやってきていまいえることは、装置を買い換える前に、アクセサリーに走る前に、その微少な調整を行える技術を身につけていただきたと思います。画家の微妙な筆使いと同じレベルで、事に当たっていただきたいと願っています。
前振りが長くなりました。肝心のCDのお話は、次回以降に・・・・
by TANNOY-GRF
| 2018-03-11 03:39
| 行ったり
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