2018年 06月 26日
ニッキーさんのご感想とお便り |
ニッキーさんとパグ太郎さんをお迎えして、和室で二時間以上じっくりと聴いていただきました。久しぶりに調整があった音は、聴いていて気持ちが良いからです。ほんの少しの違いなのに、これだけ音が違うのも不思議です。
一方のGRFのある部屋のTroubadour80の方は、サッカーで朝寝坊していたので、午前11時頃から、部屋を片付けて再調整を始めました。昨日、その80の底のピンに、付属のフェルトを貼ってみました。音は変わり面白いのですが、フェルトでは、TW3の上を滑ってしまいます。これでは地震が来たら、震度2ぐらいでも動いてしまうでしょう。危ないので、また新しくコルクを輪切りにして、スティックのりで貼り付けました。前回のコルクは、2mmぐらいだったので、ピンの部分だけ食い込んでしまい、薄くなっていました。今回は、3mmぐらいの厚さにして貼り付けました。なじむまでは、少し時間が掛かるでしょう。
一晩、置いて、土曜日の昼頃からその微調整をしてみました。和室の音と比べると、ピントの合方や、最低域の伸びが違いますので、音の出方が違ってきます。こちらも、例のシュトライヒのCDを使って厳密に追い込んでみました。しっかりと微調整すると、残響の響きが変わって、コンサートホールの雰囲気が一層出てきます。このくらい合えば良いでしょう。久しぶりに聴くと、さすがにユニコーンとは次元が違います。それはそうです、DACが全然違いますから。
音の方は、終わりましたから、先日来の引っ越しに伴う、書類や小物の整理を行いました。いよいよ要らなくなったモノは、ゴミ箱代わりの段ボールに捨てました。普段もこのようにどんどんと整理できれば良いのですね。
いろいろ準備をして、冷蔵庫を見たら、ロック用の氷が少ないのに気がついて、近所のスーパーに買いに行きました。約束の15分ぐらい前でした。表通りの向こう側ですから、時間までには戻ってこれるでしょう。しかし、氷の値段ほど、コンビニと小型スーパーの値段が違う物はありません。倍違いますので、スーパーでは、何時も二つ買ってしまうので、時として冷凍庫のスペースが足りないこともあります。どうしてかって?二種類のジンを凍らせるために入れているからです(笑)。去年、ゴードン・ジンの旧型瓶と、47.3度の商品がなくなりました。それを冷凍庫に入れて、ちびりちびり飲んでいるのです。ワールドカップで勝ったときには、特に!でも度数が強いから、少しだけちびりです(笑)。
信号に引っかかり、スーパーから戻ってくると、何と時間前ですが、お二人が表で待っておられました。少しだけ早めに来られたようです。早速上がっていただきました。二時でした。
以下は、ニッキーさんの日記から転用させていただきました。
先日、GRF邸を訪問してきました。
まだまだ若造の私にとってオーディオ歴50年を超すGRFさんよりお声がかかる事は光栄だと思います。ご案内は先日GRFさんと同じくジャーマンフィジィクのHRS-130のオーナーになったばかりのバグ太郎さんです。
1.和室のユニコーン
6畳和室を横使いにしており、ジャーマンフィジィクのユニコーンは高さ調整用の薄い板を敷いただけの畳に直置きされ、かつ、背後はすぐ壁でリスポジ背後もすぐ襖でオーディオ的な事を考えるとこれで良い音が聞こえるのか?と聞くまで疑念を持っておりました。
CDを掛けるとそんな疑念は晴れて部屋の何処からでも定位が変わらない安定感のあるサウンドが聞こえてきました。
ユニコーンの内部構造やDDDユニットについて解説していただきましたが、聴いても通常のスピーカーとはユニットとエンクロージャー構造や動作特性の違いが大きく、理解するのは難しかったので素直に音楽を楽しむ事にしました。
クラシック愛好家のGRFさんは大変演奏にためを作るロリン・マゼール指揮の演奏がお好きです。同じく、クラシックがお好きなパグ太郎さんとは、音のことよりもクラシックの演奏談義が尽きる事がありませんでした。
勿論先日パグ太郎さんが購入したHRS-130のセッティングの話も有り、パグ太郎さんのお宅では、HRS -130に早速『ダース・ベイダー』と愛称を付けて、早くもダークサイドに堕ちている様でした。(さしずめGRFさんはシスの暗黒卿?)
2. 二匹の MOLA MOLAがいるメインルーム
GRFさんの長年の経験と拘りと、和室とは桁違いにお金がかかっているメインシステムも聴かせていただきました。
なんとプリアンプにマンボウが描かれております。オランダのフィリップスの技術者だった人が立ち上げたMOLA MOLA (マンボウの意) は、非常にハイサンプリングのDSD方式のDACと高S/N、低歪み率のプリアンプ部、RlAAカーブをはじめ44種類ものイコライザーカーブを持つフォノイコライザーを持っている大変多機能かつ、高性能なプリアンプです。
そんなマンボウくんがCD用とレコード用になんと2匹も泳いでおりました。
MOLA MOLAは和室のユニコーンの初期のマランツのCDPやマランツの最新のSACDPのSA-10などと同じくナチュラルなフィリップスのDACらしさをそれとなく感じ、キリン邸のシステムとも似た印象がありました。
GRFさんにその事を話すと、キリンさんのシステムは聴いてて安心できると仰っており、更に『師匠の言うことをよく聞く様に』と言われてしまいました。
アナログの方も大変素晴らしく、カートリッジのベンツマイクロLP-Sで聞く昭和歌謡曲の素晴らしさには歌手の歌唱力に改めて驚きました。
特にテレサテンの香港で録音された貴重なLPは素晴らしいく、幸せな気持ちになった時間でした。
3. 書籍:ステレオ再生の基礎
レコードやオーディオについて一冊の書籍を教えていただきました。かなり古い本ですが、オーディオの仕組みが詳しく書いてありました。購入して勉強しておこうと思います。
GRFさん行きつけのバーで終電近くまでお酒を飲んで夢のような体験をした1日の余韻に浸りながらベッドに入りました。お招きいただいたGRFさん、ご一緒していただいたパグ太郎さんありがとうございました。
ニッキー
二時から始まり、終了したのは、八時頃だったでしょうか?とても、楽しい時間を過ごせました。ニッキー君は、耳が良いし、素直でユーモアがあります。お父さんは、私と同じ年だそうです。年を聞くと家の子供達よりも若いことが解りました。いままで来られた方々のなかでも一番お若い世代ですね。
今日は、いっぺんに沢山の情報が行ったと思うのですが、私のいいたいのは、装置をまずシンプルにしてみたら、ということです。
旧い本ですが、基礎的なことを知るために、昔の技術誌も紹介しました。温故知新ですね。
それから、パグ太郎さんと一緒に、阿佐ヶ谷に繰り出しました。
追記:
昨日、ニッキーさんから、メールが来ました。どうやら良い方向に向かっているようです。次は、私が、彼のおたくへお伺いしますね。楽しみです。
GRFさん こんばんは。
このたびはお招きいただきありがとうございます。
山ほどのアクセサリーを使って音を作ってしまった私にとってGRFさんのシステムには驚きました。
オーディオという趣味で『シンプルイズベスト』を体現できるのは並大抵ではないと思います。
GRF邸でのオフ会の後、いくつかのアクセサリーを外して効果を確認して見ました。案の定、複数のアクセサリーが音を殺したり、不自然に変化させていました。全てのアクセサリーを外したり、付属品に戻せるか?はまだやって見ないとわからないですが、自分が納得できる範囲で元に戻して見ようと考えております。
コミュニティは運営している雑誌社の関係からか、アクセサリーマニアが多い気がします。アクセサリーの数、発言力共に驚くほどです。その流れに巻き込まれずに自分のやり方、ペースで楽しむことが大切かもしれません。
これから先もっと音源を集めたり、コンサートに行ったり、書籍を読んで勉強したりする事もこの趣味において重要になると思います。
耳や感性を磨くのはこれらの経験を積んだ結果だと思っております。
拙宅に訪問の話もよろしくお願いします。またお会い出来るのを楽しみにしております。
ニッキー
by TANNOY-GRF
| 2018-06-26 09:42
| 来たり
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