2018年 09月 17日
S.Yさんのお宅に |
先週は忙しい週でした。水曜日は、高齢者自動車講習会に始めて参加しました。ご一緒された方々は、皆さんご高齢で、私はまだひよっこです。それでも、50年ぶりに自動車教習所のコースを周回してきました。毎日運転している身でも、結構緊張しますね。しかし、同乗されたご高齢者の運転ぶりを拝見したら、自分もあと何年でこうなるのかと思い、先のことを考えさせられました。
後半は有明の展示会にも二日続けて訪れ広い会場を歩き回りました。結果、万歩計の歩数も15,000歩を越えていました。連日10キロ以上の距離を歩き回ったことになります。おかげで足がぱんぱんで、二日目には腰も痛くなってきました。日頃の運動不足が露呈します。
ようやく、涼しくなった土曜日の朝は傘が必要で、半袖では寒く感じる程でした。でも、気持ちよい朝です。このまま少しずつ涼しくなってもらえると嬉しいのですが。その雨の中、今朝は10時50分に国立駅でパグ太郎さんと待ち合わせです。休日ダイヤの中央線は、必ず三鷹か国分寺であとから来る快速電車に追い越されます。その為、少し時間と心に余裕を持っていかないと、気持ちが焦ります。今日は、時刻表ナビを見て待ち合わせの時間通り到着することが出来ました。
駅前からタクシーに乗り、S.Yさんのお宅に向かいます。今日も時間通り11時のお約束の時間に到着しました。S.Yさんのお宅は、本に囲まれています。以前も、SPの後ろに少しだけ見えていた本棚の本に感心されていたそうです。パグ太郎さんは、初めての訪問なのでお家の中を埋め尽くす本棚のたたずまいに感動されたようです。
その本棚に囲まれた書斎の大きな机の向こう側に、BRODMANNのスピーカーが、交差しておかれています。前回お邪魔させていただいたときと比べると、やはりSPの位置が少し動いていました。左右のバランスを整え、奥行きもすこしかえて音場の大きさを整えると、とたんに演奏会場の雰囲気が現れます。これはどの部屋のどのSPでも同じです。位置がずれていると左右SPがお互いの音を打ち消し合って、音場感、立体感、ダイナミックレンジを狭めてしまいます。
何時ものように音場を整えると、コンサートホールにたちまちワープして音楽が鳴り始めます。机の上に乗っている様々なジャンルの曲をどんどん掛けて、音楽の楽しみが拡がります。S.Yさんのお宅は、大きな机越しに交差法の音場を聴く配置なので、お客さんは、その机の周りに立ち飲みのように立って聴いています。オーディの角打ですね(笑)。まだ午前中なので、立ち飲みはしませんがこれはこれで気の置けない空間になります。
聞き込んでいく内に、音の甘さが気になりました。アンプのあたりをよく見ると、うっすらとほこりが乗っています。ほこりは、微少な信号を吸収することがあります。ほこり自身の振動と、静電気の影響です。私自身は、SPのほこりと、アンプのほこりは何時もぬぐうようにしています。音に差が出るからです。ティッシュで拭き取ってみました。ワイパーが作動したようによく見えるようになります。
この段階からの改善は、やはりCDプレーヤーを最新型にするのが一番早い方法でしょう。あとは、ACケーブルを試してみて、プリメインアンプを、棚から外してみることぐらいですね。気がついたら、1時間半経っていました。
お昼は、みどりの中を歩いて大通りまで出ます。国立の大通りは、並木も古く、大きな木ばかりが並んでいます。その道に出るあたりのお宅は、昔からのお屋敷で、200坪単位で分譲された家が連なるみどりあふれる住宅街です。最近の小さな家の集合体でない、ゆったりと玄関でのアプローチがある広い庭の家が並んでいました。中にはうっそうとした林になっている家もありました。戦前にはあったこのようなたたずまいが、税制によって壊されてしまい、世界中の都市でも治安や清掃は整ってはいるけれど、狭い家に強制される政治の貧困さが、かえって浮き彫りにされます。
S.Yさん行きつけのおそば屋さんで、昼食をいただき、国立駅までは、バスで戻ってきました。もう、雨はやんでいました。
by TANNOY-GRF
| 2018-09-17 13:59
| 行ったり
|
Comments(1)
Commented
by
TANNOY-GRF at 2018-09-17 18:38
この二日間で、二カ所を回ると、やはり肝心な事を忘れていくようです。パグ太郎さんからのメールで気がついたことを、少しだけ補遺しました。
SYさんのBrodmannは、ベーゼンドルファーの時代から、良い音です。ただ、私が期待しているような最低域がでていないので、アンプの置き方等を調整する必要があるようにも感じました。
SYさんのBrodmannは、ベーゼンドルファーの時代から、良い音です。ただ、私が期待しているような最低域がでていないので、アンプの置き方等を調整する必要があるようにも感じました。