2018年 12月 06日
暖冬の北海道へ |
今日は千歳に飛びます。今月は、演奏会の回数も多いのですが、飛行機に乗るのも三回目ですので、なんだか毎週羽田の同じ風景を見ています。私の場合、駐車場からの連絡通路からの風景が空港に来た実感が湧きます。前の二回は、中国地方方面でしたから、駐車場もP4だったのですが、今日は北海道なのでP3側です。二、三年前は、毎週のようにこの風景を見ていました。
朝、九時頃自宅を出て10時半の札幌行きに乗りました。この時期はガラガラなのでシルバーだと片道10,560円です。歳とって良かったと思える数少ない瞬間です(笑)。千歳に着いたのはお昼頃。すぐにレンタカーを借りて、今は江別あたりのパーキングです。まだ午後一時前だというのに、北緯四三度越えた北国の風景は夕方の雰囲気がもうでています。
借りた車は、四駆でスタッドレスを履いていますから、ロードノイズはかなり高めです。しかし、耳の奥ではまだ昨晩のリヒャルト・シュトラウスが鳴り響いていました。どうしてヨーロッパに一流のオーケストラは、自信満々に演奏できるのか。どうして日本のオーケストラは、必ずミスをするのか。プロかアマかぐらいの差があります。その心配をしないで音楽の中に入れる安心感、仲間が全力を挙げて演奏しているのを聴いて、どんどんモチベーションが上がってくる演奏と、またあいつがミスしたと思う演奏では、まったく水準が違います。
国体レベルでようやく勝ち上がってきて、予選落ちするオリンピック選手みたいですね。わざわざ、飛行機をチャーターして、機材とともに乗り込んでくる世界一流のオーケストラが連日、文字通り連日聴ける東京という都市の凄さも、飛行機で一時間半飛んでくるとこのぐらい違う風景の中にいると、奇妙に実感するのです。しかし、バイエルンのホルンの主席は、世界でも最高水準でしょう!
今日は南風なので、前方に見えるはずの大雪山は雲の中でした。この広い風景は、デンヴァーの郊外を走っているみたいだと思いました。ここから、一時間ほど走ってインターを降りるともう景色は夕方の雰囲気になっていました。まだ三時前なのですが、、
十一月の末だというのに、暖冬の今年は、まったく寒くありません。去年は真冬だったのを思うと、今年の暖冬はいつまでつづくのでしょうか?十二月に入っても雪が降らないと、スキー場などにも影響が出てきます。
翌日は、札幌市内にもよりました。仕事が順調に終わったので、予定より早く空港に戻ってきました。二時半の飛行機に乗れたので、まだ明るい内に羽田に戻れました。
二時頃に乗ったときは、まだ空は明るかったのですが、二時半に飛び立ってみるともう日が傾いてきました。
真下に滑走路が見えます。左手前側が自衛隊、右上が民間用です。現在、国際専用のターミナルとゲートを増設中です。ターミナルホテルも作っていますから、 2020年からの運用です。ニセコも含めて、ホテルやコンドミニアムも建築中で、逆にホテルラッシュになり、ますます札幌の観光客は増えそうです。LCCなら成田から数千円ですから、北海道は変わることでしょう。
飛び立つと東北地方は雲の下でした。一部海岸線が見えたのは、女川あたりでした。そのまま仙台湾を横切り、名取のあたりでまた雲の中に入りました。
次に、下が見えたときは、もう海ほたるの真上です。このコースからは、羽田の滑走路まではすぐですね。着陸後、タクシングをしていたら、さっき千歳を飛び立っていった、政府専用機が二機、到着していてアルゼンチンで開かれるG20に行くために準備をしていました。
四時半過ぎには、羽田の駐車場を出たのですが、かえって時間帯が悪く、そこから二時間以上も渋滞にはまりました。やれやれです。
by TANNOY-GRF
| 2018-12-06 18:25
| 旅の空
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