2018年 12月 09日
4K放送の質の差が |
12月1日から、家の有機ELテレビも4K対応になりました。当初はチューナーをつけようかと思ったのですが、どうせ、録画をしなければ、見れない時間帯に放送されるとわかり、HDDとBRディスクに録画できるタイプの4Kチューナー内蔵のレコーダーにしました。通常のチューナーは3台付いているので、裏番組も見れるのですが、4Kチューナーは一台なので、録画中は裏番組は見られません。しかし、実質はNHK以外のコンテンツは、ショップ番組ばかりで、意味が無いようなので、余り困ってはいません。
今回の4K時代になって、普通の2Kの番組の画質も良くなりました。それは収録が4K/8K対応用の機材で録っているからです。DSDやハイレゾで録られたCDも音が良くなっているのと同じです。先ほど、ブラタモリの番組を地上波で見ていても、タモリの顔のしわが増えたの実感しました。スタジオ収録の場合は、4K用ドーランを塗るからわからなくなっていますが、現地ロケではそこまでは男性にはしません。今日の東尋坊の画面などは、明らかに画質が上がっています。
4K用の番組では、やはり自然を録った番組が圧倒的にきれいです。言い換えると、美術番組や自然の番組以外では、別に4Kでなくとも問題ないと思いました。普通は有機ELですが、前から使っていたKUROもつけてみると、ほとんど遜色なく見ることが出来ます。不便なのは、消費電力が違いすぎるのと画面に近づくと熱いので、特に夏場はつけていられません。それ以外は黒の沈み込みが自然で、2Kなら有機ELでなくとも従来からのプラズマで充分だと思いました。時に、4K放送後の画質の向上が著しいと思いました。
4Kテレビを見るのに一つ面倒なことがあります。それは、遠くがしっかり見えるタイプの眼鏡を使わないとやはり細部のきめ細かさは見えないことです。私の場合は車運転用の眼鏡ですね。通常使っているコンピューター用の中距離用眼鏡、近視の度は弱く乱視だけを補正している、いわば万能眼鏡が使えなくなったことです。そうなると、今度は近場が見えません。本読むときには近距離用の眼鏡、すなわち老眼鏡を使わないと本が読めなくなったことです。最近は経費節約の所為か、付属の取扱説明書もA5番と小さくなり、それにつけて活字も小さい字で印刷されています。これらの説明文や、薬の注意書きなど、本当にルーペを持ってこなくては見えなくなりました。
目が急激に疲れてきたのは、一度見始めると止まらないネット配信の連続ドラマや今回の4K放送が始まってからの急激な変化なので、随分と目を酷使しているのでしょう。近いうちに眼鏡屋さんに行って、現在の度数に合った眼鏡に更新しなくてはならないようです。老人力は、記憶ばかりではなく眼力にも確実に表れています。私の恐れるのは、聴力の方ですが、そちらも徐々に老いてきているのは間違いありません。和室での聴取音量がだんだん大きくなってきたようです。
録画してある番組を、まとめて見ていると、有ることに気がつきました。さすが4Kと言うべき見事な画面と、普通の2Kとどこが違うのか、という二種類の質の違いがあるのです。有機ELの場合、通常のハイビジョンで充分きれいなのです。でも、よくよくみると、きれいな番組はHDRで放送されていたのです。
HDRの技術は、4Kに限ったことではなく、ブルーレイのディスクにもHDRと表記された物が沢山ありました。しかし、4Kの水準になってそのダイナミックレンジの大きさがようやくわかってきたのです。調べてみると、どの番組も必ずしもHDRで収録されているとは限りません。そしてその差は、とても大きいと感じました。
録画した番組を精査して、やはり4Kとして残していくのは、HDRで送られたコンテンツが中心になるでしょう。再生側はモニター装置ですから、送り出す方の質を向上させなくてはいけないのは、オーディオと同じですね。
これらの写真は、4K有機ELの画面をiphoneで撮った物です。
by TANNOY-GRF
| 2018-12-09 15:42
| オーディオ雑感
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Comments(2)
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by
S.Y
at 2018-12-10 12:46
x
GRF さま
やっと4Kの記事がアップされましたね。今か今かと、待ってました。
やはり、通常の放送も画質が向上してますよね。( 笑)
拙宅は4Kチューナーを購入したところで停まってます。テレビの前に積み上げられた一年分の雑誌類を処分しないと、テレビの裏側にたどり着けないのです。( とほほ)
S.Y
やっと4Kの記事がアップされましたね。今か今かと、待ってました。
やはり、通常の放送も画質が向上してますよね。( 笑)
拙宅は4Kチューナーを購入したところで停まってます。テレビの前に積み上げられた一年分の雑誌類を処分しないと、テレビの裏側にたどり着けないのです。( とほほ)
S.Y
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by
TANNOY-GRF at 2018-12-10 14:37
S.Yさん お待たせしました(爆)。最近出張がまた多くなり、忙しくてまとまった時間が取れませんでした。週末になり、録りためていた番組を一気に見たら、画質の差が気になってきたのです。ご紹介した空から見るシリーズや、アラスカの山を大滑降する番組は、非常にきれいなのに、普通の番組は、どこが4Kなのか?と言う感じでした。とくに民放の流しっぱなしの通販番組は、電波の無駄です。
それと、地上波の番組も4K用の機材で録られているので、2Kでも充分にきれいです。書いたように、CDと同じ現象です。メディアの容れ物の質ではなく、内容の問題だと!
私の友人連中も有機ELを導入して、今回も4K化した友人も多くいます。何しろ引退して暇なのだそうなので(爆)。彼らは皆、異口同音で、目が見られる内にきれいな画面を見れて良かったと言っています。我々の世代は、ラジオ時代から始まり、街頭テレビを見に行った世代ですから。
それと、地上波の番組も4K用の機材で録られているので、2Kでも充分にきれいです。書いたように、CDと同じ現象です。メディアの容れ物の質ではなく、内容の問題だと!
私の友人連中も有機ELを導入して、今回も4K化した友人も多くいます。何しろ引退して暇なのだそうなので(爆)。彼らは皆、異口同音で、目が見られる内にきれいな画面を見れて良かったと言っています。我々の世代は、ラジオ時代から始まり、街頭テレビを見に行った世代ですから。