2018年 12月 25日
Aionさんの訪問記 |
その頃は私はDivaさまに翻弄され音はまとまらずで、オーディオ的には大変混乱していましたので、お誘いを受け、これ幸いと私の持ち込みディスクのみをたくさん試聴させていただき。 その折は大変ありがとうございました。
今回はというと、器材はほど変更なし。とはいえ、MolaMolaがヴァージョンアップの後に4回の微調整とのこと。オーディオルームもDecolaやNagra T-audioがなくなり、たくさん積み上げられていたCDも整理され、とてもすっきりしていました。
友の会のときのGermanのセットの低音は、私には過剰と思えたのですが、さすがご自宅のシステムではそういった強調感はなく、私にはジャストと聞こえます。
音像は多少奥に置かれ、揺らぎなく、強調もなく。
音色も過剰でもなく薄くもなく。
冷たくもなく、熱くもなく。
しかし聴かせどころでは、ぐっと盛り上がる。
なんというか、そのまま、という感じ。
こういうありのまま感というのはすごいなあ。
これからさらにもっと精密に鳴っていくのかなあ。
それは、本当にすごいことだなあ。
名人というか大家ですね。
和室のユニコーンも聴かせていただきました。 GRFさんの選んだ素敵なディスクを楽しみました。
オーディオ的には大変なクオリティではあるものの、そういったことを考えようとはさせず、音楽に集中させるため緊張を強いるという音でもなく、 自然と自分の傍に<音楽>がいるという感じ。
何となく音楽を聴きながら、読書しながら、お茶を楽しみながら、あれこれと空想しながら、ゆったりと過ごしてみたい、と思わせるサウンドでした。
こちらはこちらの味がある。
この二つのシステムは規模も違い、目的も異なり、それぞれに個性があり、しかしどちらもさりげなくはあるものの、実のところ深みと凄みのあるサウンドといえばよいでしょうか。
GRFさん、ありがとうございました。 とても楽しく有意義でした。 来年もよろしくお願いいたします!
Aion
=======================
Aionさん 先日はありがとうございました。
GRFのある部屋には、過分なお褒めの言葉を頂戴しました。午前中に、ピントの再調整を行って、現在までに到達した音をそのままお聞かせすることが出来ました。一年半前においでになったときは、まだ正面にDecolaがありました。部屋が広く感じられたのは、Nagraでは無く、デコラがなくなったからです。前方中央に置いてあった巨大な吸音体がなくなったのは、部屋の響きを考えると大変大きかったと思います。今回は、私が何時も聴いているソファの右側にお座りになられたのも部屋を広く聞けるポイントですね。その意味では、和室でも、私が座っている椅子のポジションがやはり良いのかもしれません。
また、German友の会の時のチューニングは、あの会場で超大型のXRT-26に負けないような音作りをしていましたので、バランスは豪華な低域重視で作られていました。私はコンサート会場でのリアリティを追っていますので、一回り大きな装置でも、会場に浸透していく残響成分の再現を目指しています。その点が、MolaMolaのチューニングで進歩したところだと思っています。
ご指摘のようにあのときの和室の音は、可も無し不可も無しといったレベルでした。お聞かせしながら何が問題なんだろうかと考えていました。結論は、やはり棚の中にプリアンプを入れてしまったからだろうと思い、翌日プリアンプを棚から出して、ポジションを全部、元に戻しました。
すると、いっぺんに音に広がり、実在感と重量感も出てきて、満足行けるような音になりました。今日は、一日キーシンの音を聴いています。和室側でも凄みのある音が出始めました。この音をお聞かせしたいので、また、是非お寄り下さい。
by TANNOY-GRF
| 2018-12-25 08:18
| 来たり
|
Comments(0)