2019年 05月 30日
奈良へは どちらが早い? |
大阪の拠点は、地下鉄御堂筋線の中津にあります。新幹線を降りて、御堂筋線まで歩くとあとは地下鉄に乗るだけです。乗ると二駅目でわずか四分、駅のすぐそばなので、新大阪に着くと10分後には、もう着いています。とても便利が良く、関西以西の打ち合わせは、何時もそこでやっています。もちろん日帰りも可能ですが、夜は、プライベートで Cさんや椀方さんと飲むことが多いので、ほとんど泊まりになります(笑)。翌朝、発てば午前中には会社に戻れています。新幹線の便利性を活かしていますね。
大阪は飛行機は使いません。羽田へのアクセスと、飛行機のスケジュールの間隔。モノレール乗り換えの煩わしさ。蛍池から中津へのアクセス。阪急中津駅から、地下鉄中津駅までは数分歩きます。急行で梅田まで行き、地下鉄で戻って来ると早いのですが、梅田構内の大変な混雑の中を泳がなくてはなりません。トータルの時間は、新幹線の方が、10〜20分ほど早く着きますし、費用は、やはり飛行機の方が高いですね。
私の場合は、必要時間や乗り換えの便利性、費用を考えると関西に行くには飛行機にのる理由が余りないのです。伊丹空港へおりてくる飛行機のスリリングな風景は面白いですが、滅多に乗りません。勿論、会社が羽田に便利なところにあれば、新幹線と良い勝負になりますね。飛行機のタイミングが合えば、30分も早く帰れます。車は、中央環状線が出来てからは、一気に羽田へのアクセスが良くなりました。35分から40分で、羽田の駐車場に入っています。北海道行きとか広島以西の西日本はやはり飛行機ですね。クルマの問題点は帰りの飛行機では一杯やれないことです。椀方さんの様にラウンジで一杯というわけにはいきません。
新幹線や飛行機の通っている都市は速いのですが、例えば大阪や京都の隣の県の奈良だと事情はガラリと変わります。ターミナル駅で乗り換えて、そこからはローカルの時刻表になります。奈良県も県庁所在地の奈良市はまだいいのですが、少し外れると一気に時間がかかります。
今回は奈良市内だから、自宅からは四時間半以内に着きます。そこだけピンポイントで往復するには良いのですが、帰りに他によると一気にクルマに自由度がまします。また、いく日は朝から全国的に雨。荷物を持って出かけるにはやはり大変です。
新東名が120キロ制限に引き上げられてから、車は楽で確実に一時間は速くなりました。今回も、朝10過ぎに出て、奈良市内のお客さんのところについたのは、6時間10分後の四時過ぎでした。450キロぐらいです。お客さんのところでは七時過ぎまで打ち合わせして、雨なので近場の飲み屋にして、前回のホテルを予約しておきました。当日なのに、当日だから、格安で前回が六千円弱、今回は四千円弱しかしません。奈良には泊まる人が少ないので、ホテルが増えて急に競争が激しくなったようです。
翌朝は快晴でした。昨日来た道を引き返しますが、名阪国道の上り線は、スプリンクラー設置の工事中。安全を考えて10キロも片側車線規制をするから、トラックが多い国道は大渋滞です。結局、そこを通過するだけで、1時間半も取られて、予定が大幅に変更です。
加えて、東名の三ヶ日で火事になり、そこま4キロにわたり渋滞との案内が出ました。伊勢湾自動車道で名古屋の港をまたいでいるところだったので、浜松市内に寄るのは、東名の西浜松から降りても40分近くかかります。それならば、国道1号線で、豊橋から海岸線を通った方が早いのではと、渋滞から解放された自分は考えました。
明後日は、前から予約してあった人間ドックで、カメラを飲む日なので、朝からおかゆセットの検査食しか食べられません。今朝だって、せっかくの奈良のホテルの朝食戦争でグレードアップした朝食を横目で、器を借りて検査食のおかゆを流し込んだだけです。お昼もおかゆとおすましです。問題はそれをどこで食べるかですね。渋滞のおかげで、どんどん時間が迫っていきます。
結局、伊勢湾道の豊明で降りて、国道23号のバイパスに入りました。これは、知立・岡崎をかすめて蒲郡までノンストップで走る自動車専用道路です。速度は、80キロぐらいですが、豊明から蒲郡まで、信号はないですからノンストップで走ります。山口県や新潟県と同じようなフリーウェイが連なっているのです。
案の定、蒲郡まではだんだん速度は落ちては来ましたがノンストップでした。問題は蒲郡でバイパスを降りてから、市内に向かって走り、通り過ぎてからまた23号に乗って豊橋市内を海岸線側をバイパスして湖西市に出るか、一号を走るかでした。正解は、手前の豊川市で、いったん渥美方面に曲がり、途中からまた23号で浜松を目指すべきでした。
なんやかんやで、浜松のプー博士の家に寄れたのは、大幅に予定を押して、1時半過ぎになっていました。ここまでで5時間半です。これならば、伊勢湾から東名に入り、渋滞を待ってでも浜松西から南下した方がやはり早かったかもしれませんね。
プー博士のところには五年来の懸案のお届け物をおろし、反対に使わなくなった機器をお預かりしてきました。滞在時間は15分ほど、すぐさま、東名に向かいました。浜松には東名も新東名も通ってはいるのですが、駅や市内中心部からは高速のインターは遠く渋滞も多いので、数キロの距離ですが三十分近くかかります。新東名はまだ10キロ北なので、二十分ぐらい余計にかかるのです。
もっとも、乗ってしまえば、東名と新東名の設計速度の差がそのまま出て、その時間差はあっという間に追い越すのですが、東名にもしばらく乗っていないので、混みぐらいと走りやすさを感じるためにあえて東名に乗ってみました。
だめです!
道はガタガタですし、道路の幅やカーブの設計が違いすぎて、乗り心地とスピードが違いすぎます。清水JCTで新東名に乗り換えました。乗った瞬間に乗りやすさ、走行安全性の違いが実感させられます。50年間の設計の差は歴然ですね。
名阪の工事渋滞、三ヶ日の火事情報、浜松の市内のアクセス、などなど、行きの六時間に比べると、帰りは10時間もかかっていました。それでも、新名神がつながったことによる、東名阪の車の少なさは画期的です。名古屋の道路網は、自動車王国に恥じない便利性を増してきました。
by TANNOY-GRF
| 2019-05-30 15:42
| 旅の空
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Comments(4)
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プー博士
at 2019-05-30 21:26
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お忙しいところ、またドック健診前でエネルギーの出る食事をしていないところまことに恐縮いたしました。無事にお戻りになられて安心いたしました。今度はゆっくりとなさってくださいまし、ホテルも目の前ですし \(^o^)/
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TANNOY-GRF at 2019-05-31 02:58
いつも、バタバタですいません。おかげで、二キロ減量できたようです。ドックは太りすぎによる症状ばかりだと指摘されました。いつものことですが、10時間の座職も原因です。タクシーや長距離トラックの運転手の方と同じ職業病だと言われ妙に納得しました。
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椀方
at 2019-05-31 08:34
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いつもラウンジでビールやウヰスキーを呑んだくれているように書かないでください(笑)
小生の場合は、自宅と東京の出張先事務所の位置関係で、待ち時間を入れても飛行機が早いのです。
それに新幹線のシートの造りが長時間座ることを余り考えられてないので疲れますね。
フランス車のようなフカフカのソファみたいなシートにしてくれたら乗ってもいいのですが。
小生の場合は、自宅と東京の出張先事務所の位置関係で、待ち時間を入れても飛行機が早いのです。
それに新幹線のシートの造りが長時間座ることを余り考えられてないので疲れますね。
フランス車のようなフカフカのソファみたいなシートにしてくれたら乗ってもいいのですが。
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TANNOY-GRF at 2019-05-31 09:15
>いつもラウンジでビールやウヰスキーを呑んだくれているように書かないでください(笑)
飲まないときもあるのですか?(爆)
確かに、新幹線の椅子は堅いですね。反対にグリーンの席は柔らかすぎます。シトロエンみたいな椅子は望めないのでしょうね。山陽新幹線風の4列シートは大分ましですが。
飲まないときもあるのですか?(爆)
確かに、新幹線の椅子は堅いですね。反対にグリーンの席は柔らかすぎます。シトロエンみたいな椅子は望めないのでしょうね。山陽新幹線風の4列シートは大分ましですが。