2019年 10月 31日
プー博士との長い約束 |
長年の懸案だった、プー博士の下にレコードプレーヤー・マイクロのBL-111をお届けしたのは、6月の始めのことでした。その時は、肝心なSME 3009のアームの具合が悪く、先調整するためにアームだけを送り返してもらっていました。すると、長年使ってきたので、一度完全にオーバーホールをしないと、完動にならないことが分かりました。また、足りない部品は、インサイドフォースキャンセラーの分銅と細いひも。そして、アーム取り付け用のネジでした。スライドベースをマイクロに取り付けるネジなどですね。これは規格品だから、なんとかなると思っていましたが、なかなか調整が進みませんでした。


上が並、下が上です。これだけで、千円以上差があります!下はもずくと肝焼きです。サイドオーダーで頼みました。

プー博士に、またごちそうになりました。長年お待たせしたプレーヤーもいい音が出て良かったです。これから調整を重ねていくと、まだどんどん良くなっていくでしょう。アナログとはそういうモノです。
帰り道、新清水から新東名に上がって、富士あたりに来ると、まだ雪の少ない富士山が目の前に広がりました。ここからの富士山は、鋭い感じで、北斎の版画のようです。

このまま順調に帰れれば良いのですが・・・
そんなとき、友人の家に行ったら、Thorensのプレーヤーに完動品のSMEのアームが付いているレコードプレーヤーがありました。何台かもっている中の一台で、使わないからオークションにでも出そうかとの話。それならばと、それを譲っていただき、そこからSMEのアームを取り外して、プー博士用に持って行く準備をしてました。
例によって、なかなか浜松に向かうときがなく、潮の流れを日和っていましたが、関西方面の出張にかこつけて、土曜日に名古屋に泊まる案が浮上してきました。その帰り道に浜松による算段をして、ようやくプー博士にご連絡できたのです。
帰りの車は、宝塚で積み込んだテープの箱と、椀方さんからも譲っていただいたトラバドール40用のスツールを積み込んだ車は荷物で一杯です。日曜日の朝、名古屋のホテルを出て、高速道路工事中の東別院のあたりを通ったとき、頭上から金属のきしむ、すごい音が降ってきました。戦艦が沈むときの様な、はたまた恐竜の様な(聞いたことはありませんが)断末魔の悲鳴が振ってきました。前を走っていたオートバイのお兄ちゃんも思わず、上を見上げるようなすごい音で工事しています。トムクルーズの映画で宇宙人に侵略されて、高速道路が曲がる映画の効果音のようでした。近隣の住民は朝から大変だと同情しました。
浜松西からは、市内まではかなりあります。ナビの示すとおりややっこしい道を指示通り走ると、確かにプー博士のお宅のそばに出ましたが、コースはジグザグで何時も通るたびに往生します。後から聞いたら、急がば回れで、大きな道をインターからまっすぐ南に下れば、少し西にはなりますが、遙かに簡単に来れるとのことでした。
それでも、プー博士のお宅に着いたのは、まだ10時半頃でした。それから、アームを取り出し、スライドベースをマイクロのプレーヤーに取り付けます。そのネジは、カートリッジ用のネジでした。それをしっかりと取り付け、アームを取り付けます。SMEのアームの取り付けは、やはり何回か行わないとできません。調整が難しいからです。
上下を調整する根元の六角ネジ、アームの向きを変える、今一本の長く飛び出している六角ネジ。ウェイトの調整、ゼロバランス、針圧付加用のサイドアームの調整、針圧の付加、そして、インサイドフォースキャンセラーの取り付けです。
針圧計も、アーム調整用のストロボプレートもないので、今日は、勘での調整ですが、ほぼ合っているようで、最初からいい音がしました。アームに取り付けてあったカートリッジは、低インピーダンス用なので、デンオンのトランスでは、インピーダンスが合わず、出力が出ません。そこで、103のカートリッジに換えると、最初から端正で、スケール感もある音が展開します。
プー博士も喜んでいただき、帰ってから、オーバーハング調整用のゲージや、スピード調整用のストロボ用紙を、送ることを約束しました。
終わってから、まだまだ炎天下の道を歩いて、近所のウナギさんに向かいました。久しぶりの浜松のウナギです。この老舗も、ウナギの稚魚不足の影響を受けて大変だったそうです。今でも、価格は戻らず、ウナギのサイズ等を工夫して対応しているそうです。




by TANNOY-GRF
| 2019-10-31 08:26
| 行ったり
|
Comments(4)
GRF さま
「テレサ・テンatルイード」のSHM-CD 2019 最新リマスタリングが発売されていたので、さっそく購入いたしました。
「GRF のある部屋」でははっきりと聞こえる、客席のGRF さんの存在が、拙宅の装置でも再現できるでしょうか?
オリジナルとはかけ離れた音でしょうが、それなりにフリズン( 美的寒気) します。( 爆)
名盤ですね!
S.Y
「テレサ・テンatルイード」のSHM-CD 2019 最新リマスタリングが発売されていたので、さっそく購入いたしました。
「GRF のある部屋」でははっきりと聞こえる、客席のGRF さんの存在が、拙宅の装置でも再現できるでしょうか?
オリジナルとはかけ離れた音でしょうが、それなりにフリズン( 美的寒気) します。( 爆)
名盤ですね!
S.Y
S.Yさん 私の声が聞こえましたか?最前列に座っていたので、結構入っているようです。懐かしいですね。1976年ですから、もう43年も前のことです。でも、こうしてその時の記録が残っているのが、record本来の意味ですね。
プー博士
大変長らくお待たせしました。でも、いい音が出て良かったです。単純だからこそ、安定した音が出るのですね。このターンテーブルも購入してから38年も経ちました。いまだに第一線の音には、驚かされます。いろいろなレコードを聴いてください。
大変長らくお待たせしました。でも、いい音が出て良かったです。単純だからこそ、安定した音が出るのですね。このターンテーブルも購入してから38年も経ちました。いまだに第一線の音には、驚かされます。いろいろなレコードを聴いてください。
色々ありがとうございました。やっとレコードをまた楽しむことができます。ターンテーブルの調整は未経験ですので、これから勉強しますが、泥沼にはまらないようにしたいと思っております(大汗)50年ぐらい前の古いカントリーやブルーグラスをまた聴くことができるとは思いもしませんでした。



