2019年 12月 29日
H氏別邸訪問記 Harubaruさんのご感想 |
GRFさん
先日は、H邸にお招きいただきありがとうございました。
以前GRFさんのブログで拝見したことはございましたので、GRFさんのお宅によく似ていると思いましたら、GRFさんの構成と調整、大山さんのデザインと施工だとお聞きし驚きました。
お部屋の中を通していただくと、GRFさん宅で良く見た光景が広がっています。少し違うのは横浜のMさん宅で以前拝見した46cmのダブルウーファーが置かれてあることでした。横浜のMさん宅では部屋の容積の関係からか上手く鳴らすことができなかったスピーカーが、ネットワークを換えて50Hz以下を受け持っているとのこと、どんな音になるのかと期待は更に膨らみました。
この日は、GRFさん、大山さんのホスト陣に、のびーさん、夜香さんが加わり、素晴らしい音楽を聴く会となりました。Hさんがお持になられているCDでの演奏で始まり、私はまず正面のソファーに座らせていただきました。出音はGRFさんのお宅の音とかなり近いのですが、音場は少し違って聞こえました。GRFさん宅は一つの完成された音楽ホールに対して、H邸のこの部屋はまた少し違う大きな空間を持っています。
46cmのダブルウーファーのオン・オフでの最低音による出音の違いもありますが、音場が全く違って聞こえます。それは部屋の奥の席に座った時に顕著に感じました。ソファーの席も良いですが、奥の席がホールの最善席にいる感じでこれがまた素晴らしいですね。
特に良かったのはハイティンク・シカゴ響のマーラーの3番で、どこまでも長く続く裾野を重低音の大太鼓の音が解像度良く響きます。カンターテ・ドミノは私もいろんな音源を持っていますし、多くのお宅で聴かせていただいておりますが、今まで聴いたのと全く別物でした。北欧の寒さを感じる教会の音響が見事に再現されていましたのには驚きでした。
個人的には、シューマンの女の愛と生涯、シューベルトの冬の旅の臨場感もとても良かったです。
テーク・ファイブでは今まで聞いたことがない低音が出ておりましたが、のびーさんがクラシック風ですね、と言われていたのが印象的でした。H氏はほとんどクラシックしか聴かれないようですのでこれでベスト設定かと思いますが、ジャズを鳴らすにはGRFさんのお宅より調整が難しそうで、今後更なる調整で変わるのかも楽しみです。
H邸は驚異的なSN比と音場で、後ろの席も素晴らしかったので、エアコンの風・音が気になるほどでした。更に静音の物に交換されるか、ユニコーンの置いてある側にもう一台設置して併用すれば、更に素晴らしくなるかと思いました。
この部屋のとはまだはじまったばかりです。来年は、この場所を使って、German Physiksの会も開かれるとお聞きしました。その時は、マスターテープの音を是非聞いてみたいです。またGRFさんがDSD化された音源や、先日横浜で聴かせていただいたDCCの音も聴いてみたいと思いました。また、ユニコーンがあの大きな部屋でどう鳴るのかもとても興味がございます。
とっても有意義な経験と、素晴らしい音をお聞かせいただきありがとうございました。次回またご訪問するのを楽しみにしております。今後ともよろしくお願いいたします。
Harubaru
先日は、遠くまでお車で来ていただきありがとうございました。来年は早い時期に、German Physiks友の会を開こうと思っています。横浜とは違って、10人以下の定員ですので、テーマ別に開きたいと考えております。
例えば、世界中のコンサートホールに、時間と空間を飛び越え訪れる会とか、テープレコーダーマニアの会で、マスターテープを聴く会とか、同じDDDユニットを使ったユニコーンがどのように鳴るか、Hさんがお好きな平面SPの聞き比べ会や、ポータブルテープレコーダーやDATによる録音マニアの会とか、いろいろな企画が考えられます。
その都度、皆さんにご案内をして、テープレコーダーマニアのメッカにしたいとHさんも願っています。テープの会が一番濃い会になりそうですが、早くも関西のマニアの人たちが、名乗りを上げておられます。ますます楽しい展開になりそうですね。
Hさんのお宅の音を聞いてみたい方は、メールでご希望の会をお送りください。日程が決まり次第ご案内を差し上げます。Hさん邸のスケールの大きい音を是非、ご堪能ください。
by TANNOY-GRF
| 2019-12-29 14:43
| H氏の隠れ家
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