2021年 03月 10日
遂にGRFを鳴らしました |
光カートリッジは、アームの調整、針圧の設定、オーバーハングの微調整などを繰り返し、またしばらく使っていなかった針のエージングも進んだせいか、音がなじんできました。すると、好奇心が持ち上がり、久しぶりに後方で寝ているGRFに結線をして音を鳴らしてみました。GRFの音が出るのは久しぶりです。一瞬、エンジンが掛かったのに驚いたのか、眠い音を出しましたが、すぐに目覚めてきました。位置はぴったり合っています。
すると、ならしていた八代亜紀の実況録音盤が、音がSP間に集中して今までのBenzMicroで聞き慣れた音とは、まったく違う音になりました。思わず、MolaMolaのプリの設定を確認したほどです。今までの音は、45度で内向きになっているGRFの特徴なのでしょうが、その内向きが交差するポイントの内側では、右、左、中央の3つのポイントに分かれて聞こえていました。そして音が交差するポイントの外側では、交差法のセオリー通り、音が前に飛びだしてくるのです。
ところが、光カートリッジだと、その交差ポイントの内側でも見事にステージが横に展開しています。でもその音は、聞き慣れた交差法の前に飛びだしてくる音ではなく、バランス良く奥行き感ありながら、きれいに並んでいるのです。位相の問題かと思い、ステレオのまま位相を反転したり、片側ずつ位相を変えたりいろいろやってみました。低音は豊かで、定位もきれいに並んでいます。でも、今までに聴いたことのない音です。
そのまま、80/TW3+40+TW5の三点セットに戻してみました。するとそれは見事な奥行きを伴ったステージが展開しています。きれいに洗ってある盤なので、雑音がまったくせず、到底レコードの音とは、思えないハイレゾの世界です。で、もう一回、GRFに戻しました。すると、前回よりは音の切れ味が戻ってきましたが、低音のバランスが強いのだと気がつきました。現状では上下の音のバランスはSD05に繋がっているTW5のウーファーしか出来ません。この現象には既視感があります。
でも、もう深夜になります。金曜日、土曜日のダブルヘッダーの疲れが出てきたようです。老人力がつくと、疲れは翌々日ぐらいに表れることです。このつづきは、明日の課題にしました。
午前中の用事を早めに済まし、お昼の時間を使って再調整を行いました。今日の実験は簡単です。既視感があったというのは、SD05が来たときに最初にGRFをならしたときの音を思い出したからです。早速、現状ではSD05はTW5のウーファーに繋がっています。そのSPケーブルをGRFに直接繋ぎました。これで、カートリッジからイコライザーへ、そしてMolaMolaプリからアナログでSD05へと繋がりました。まだこの段階ではSD05はアナログ入力のパワーアンプとしてなっています。
6336Bの真空管アンプは、トラバドールのシステム用にインピーダンスを合わせてあるので、タンノイには低音過多になります。それを整合させるためにこのブログの出発点となったSD05+GRFの組み合わせに戻ったのです。
すると、低音過多の傾向がなくなり、2006年にこのブログを始めたあの時の音が戻ってきたのです。あのときは、CDでMS-1改→SD05→GRFでした。今日は、レコードを光カートリッジ・イコライザー→MolaMola→SD05(パワーアンプ)→GRFです。あのときは、石田さんがMS-1のCDプレーヤーをトランスポートにの改造したデジタル出力をSD05に入れていました。
今は、BenzMicroとの比較のために、MolaMolaのイコライザーとプリアンプを使って聴いています。スイッチ1つできりかわり音の特徴を聞き比べることが出来ました。パワー部分がSD05に変わると、GRFの音ががらりと変わります。
その音を聞いてから、それならばと、光カートリッジのイコライザーからMolaMolaを通さないで、直接SD05に入れて見ました。
・・・・・・・!
このブログを書き始めたきっかけのあの音が遙かに成長して戻ってきたのです。光カートリッジに変えて、二回目のびっくりです。聞き慣れたレコードですが、細部までしかり出てきます。実況録音盤だと観客の話し声もしっかりと伝わってきます。ステージ上の楽器の配置もはっきりと解ります。このあたりは、マイク数が少なかった昔の録音だからですね。だからといって、MenzMicro LP-Sが悪いのではありません。2本アームにしておいて良かったと思いました。反対にLP-Sの素晴らしさを再認識しています。
夕方、待ちきれずに再度、違うレコードを聴き直しました。何十年も聴いているレコードなのに、初めて聞ける音がいろいろしてSPのあいだに立ち尽くしました。
by TANNOY-GRF
| 2021-03-10 08:28
| オーディオ雑感
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