2021年 03月 16日
一週間後の土曜日にもまた |
あれから一週間後の今週の土曜日も、大雨の中、大山さんと待ち合わせてHさん邸に集合しました。先週見つかった不具合を直すためです。元に戻った装置で、再度歌謡ショーの再演です。今日は、絶賛公演中の森進一、低音の魅力のフランク永井、最後は欣ちゃんも登場する日劇でのクールファイブショーを片面全てを聴いて45年前にタイムスリップしてきました。出かける前意図せず音の良さで選んだレコードは、全てVictorのレコードだったのも面白いです。
レコードクリーナーで洗われたレコード表面はピカピカです。この森進一のレコードは、20年以上も事あるごとにかり出され、アーム調整の最終工程に使われてきました。音の中央を決めるインサイドフォースキャンセラーのテストでもこの盤がテスト盤なのです。加えて熱狂的な女の子達の嬌声がどのように立体的に聞こえるか、曲にちりばめられた鉄琴の澄んだ音が、どこまで立体的に聞こえるか、それを調べる検聴盤でもあるからです。何百回と掛けられたセンターホールのあたりは、無数の擦過跡が見えます。クリーニングするとその盤が、針音1つ聞こえないほどきれいになるのですから、こちらも奇跡ですね。
Hさんも、はじめて聴く森進一のライブにびっくり、そして歌のうまさに感心していました。熱狂のステージで、一曲一曲心を込めて歌っていく若き日の森進一の歌声は、今更のように見直します。そしてその声が、38/2トラのテープのように安定して聞こえるのです。テープヒスがありませんから、それ以上、昨日録音されたかのようです。それは、最内周に入っても変わりません。このトレーズの良さは、光カートリッジの特徴ですから、磁気の反発を受けるMC型共通の問題点なのかもしれません。
来る前に、レコード棚から出してきた大阪のホテルでのフランク永井のディナーショー、声の良さと歌のうまさ、大阪弁の乗りが良いお客さん達の声がまるでその場に居合わせたように聞こえてきます。落語家のように流ちょうに話題を盛り上げていくフランク永井のトークの高い声・・・バンドが小さいからストリングス替わりのキーボードが昔のエレクトーンの音なのも懐かしいですね。
最後は、これも愛聴盤のクールファイブが欽ちゃんと共演したクールファイブ最盛期の実況録音盤です。表情を1つも換えず、直立不動で歌う若き日の前川清が見えるようです。何百回と聴いたこの盤も洗っていただいた効果もあるのでしょうが、まったくレコード特有の雑音がしません。昨日録音されたように隅々まで聞こえます。三十代の欽ちゃんの声の若いこと!面白くて針が上げられません。この927で聴く音は本当に魔法が掛かっているかのように安定して掛かります。従来の927のイメージでは全くないのですが。
私は、家でなっているMaster1と今聴いているGrand Masterの音の差をダメ押しされている感じになりました。この様に、Grand Masterは使い込んだレコードが生まれ変わって、ほとんどノイズがしないのは本当に驚きます。第三世代と言われる発電の構造の違い、今までのような斜め45度動く受光体ではなく、独立した受光体自体を45度傾けたので、40mVが70mVになった出力の余裕が、低音の押し出しとクロストークの向上に効果を発揮してるのでしょう。
今日は夕方六時過ぎに集合したので、今日のライブが終わったのは夜九時半頃。嵐は過ぎ大雨も上がり、空には星がきらめいていました。飲まず食わずで三時間過ごしてきました。急におなかが空いて、近くのコンビニに寄り、中華まんをかじりながら高速を帰ってきました。気合いが入っているときは、おなかも空かないようです(笑)。
11時前に家に着くと、丁度、夜香さんからメールが入り、Master1のアームをSMEのシリーズ5から、リニアトラキングタイプに変える実験をされていたそうです。今回の光カートリッジは、何周もの周回遅れのスタートでしたが、その波紋がだんだん広がっていきますね。
by TANNOY-GRF
| 2021-03-16 18:42
| 行ったり
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