2021年 03月 20日
深夜の調整 |
お二人が帰られても、気になるのは、Grand Master時に感じるの音のずれです。お借りしているイコライザーも第一世代の時に開発された初期型で、低音の特性が、第一、第二世代の方式に合わせてあるからかもしれません。Grand Master(GM)の再生時は、40mVから70mVに増強された出力や低域の特性には合わないのかもしれません。GM用のイコライザーは、電源が強化されて低域の伸びやS/N比がよくなっているそうです。
それは、確かにあるでしょう。Hさんのところで聴いたEMMの専用イコライザーは、そのあたりも調整されて、また高域もEMMの爽やかな音になっているそうです。それを認めた上で、今少し、Grand Master(GM)の調整を進めてみたいと思いました。一旦寝て、目の疲れを取り、深夜自然に目を覚ましてから調整を行いました。
まず、気になっていいたのは、アームの高さです。ほとんどあってはいますが、Benz Microとはカートリッジの高さが違い、その追い込みが今ひとつ甘かったかもしれません。微妙な測定が必要で、竹製のスケールを出してきて、レコードとアームの二本線の中央を図ってみます。すると、レコードの反り等を追い込むと、根元と先端では、その線が1本分、1mmほど高くなっていました。その高さを、ネジを微調整して、三回に分けて下げて試聴しながら聴いていきます。
微妙な作業ですが、0.3ミリほどの高さの差がはっきりと聞こえます。1ミリアームの根元が下がりますと、当然、オーバーハングの長さも変わります。SMEの調整方法だと、左右のアームの輪郭を書いてある線の一方が隠れるほどの差が出ています。実際にオーバーハングを図っていては解らない微妙の差がはっきりと目でみて調整出来るのです。ここがこのアームの使い勝手の良い理由ですね。
高さ、長さを調整して、再度聴いてみます。先ほどより、ピントが合って細かい音や柔らかな音が出るようになりました。ただ、Master1(M1)よりピントの合方が深いので、センターの調整が微妙です。ここに来てGRFの角度調整を合わせないとダメなのではと思いました。アームの調整では、センターの位置は、インサイドフォースキャンセラーでいかようにも動くからです。現在は、2.1gの針圧付加ですが、インサイドフォースキャンセラーは、2gの位置で幾分音が右寄りなのです。
GRFのピント調整は、直角のコーナーに置いてあるキャビネットと後ろの壁の距離が大事です。その後、45度内振りに交差法で置かれている角度を微妙に合わせます。左右のSPが正確に45度内向いたとき、交差するポイントで直交していればそのポイントでの音場は出ます。ただそのセンター位置が部屋全体を聴いたとき部屋とSPの平行が合っていないと、聴視位置では微妙にずれてくるのです。
それを確かめるためには、モノラルのCDを出してきて、SD05のデジタル入力に直接繋ぎ、それがどの位置に来るかを調べなくてはなりません。最近はGRFではレコードしか鳴らしていなかったので、絶対位置の調整は久しぶりです。何時ものリタ・シュトライヒを掛けてみました。
すると思っていたとおり、相対位置は合っているので、交差点近くではほとんど差が無いのですが、後ろのソファーに来ると左右の音の立体的な空間がずれているのが解ります。全体に右に寄っているので、右側のGRFの角度を開き気味にします。加えて、左のSPは内振りに、交差角度90度を保ったまま、部屋とその空間がマッチするように動かしていきます。
ピタリ、真ん中に来ました。すると今まで感じていた観音開きの扉がどこか合わないような違和感がなくなります。早速、森進一のレコードを掛けてみました。合っています。クラシックでは何時ものブラームスのセレナーデ、コントラバス協奏曲を掛けました。
コンセルトヘボウの音は本当に素敵です。広がりがあり、柔らかい音が部屋を満たします。
このイコライザーでは、このあたりまででしょう。Master1(M1)とGrand Master(GM)の聞き比べ見たくなりましたが、GMの方がよりシビアに調整を追いこめると言うことです。一般的には、M1の方が使い勝手が良いのではとも思いました。GMは通常のレコードサウンドから超越していますが、M1の方は、従来の高級カートリッジに範疇に入っていますが、GMは38/2トラの世界ですね。
by TANNOY-GRF
| 2021-03-20 11:23
| オーディオ雑感
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