2021年 06月 28日
良すぎて、困りました・・・、が |
金曜日に、大山さんから連絡があり、明日は音の良いレコードを持ってきてくださいと言われました。そこで、長岡外盤A級からベストの一枚、何時ものハイティンクのブラームスのセレナード、おなじハイティンク・コンセルトヘボウとヘンリック・シェリングの名盤、チャイコフスキーとメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。カラヤンとリヒテルのチャイコフスキーのピアノ協奏曲、何時ものシュトライヒャーのコントラバス協奏曲。
定番の越路吹雪の68年と79年の日生劇場でのリサイタル盤、都はるみのデビュー10周年と20周年のリサイタル。これも定番の森進一の74年の大阪でのリサイタル。クールファイブと欽ちゃんのリサイタル、そして、マントバーニのベストアルバム。何時も聴いているレコードを見繕って持ってきました。歌謡曲などはお聴きにならないHさんも、家でのテスト盤なので、音の善し悪しはすぐにわかります。
最初は、びっくりの長岡外盤からです。NYフィルの演奏で、現代音楽ですが、これが半端ではない録音なのです。これがどういうわけだか、家に4枚あり、今日はHさんにプレゼントしました。お客さんを脅かすにはぴったりのレコードですね(爆)。突如として咆哮する金管楽器、半端ない打楽器の爆発、静かな真夜中の幽霊が出る風景だそうです。音の分解能と定位がぴったりと決まります。
EMT927とはまったく対照的な音に、こちらのテンションも一気に上がります。きわめて精緻で個性的なリードのアームは常にレコードに対して直角に動き、リニアトラッキングで移動するのです。音は緻密で、迫力があり、定位がぴったりと決まります。EMT927のような空間の雰囲気で鳴らすのとは違い、空間が音でしっかりと埋まる感じです。やはりこの迫力ある密度感は、38/2トラとか、マスターレコーディングのデジタル録音と同じ密度の再生音ですね。もちろん、この様な音はレコードから聴いたことはありません。
繊細な音と、実在感あるエネルギーが両方感じられるのは、オーディオ再生では滅多にありません。手前の角を落とした木製の台は、アームの支える手を置く場所です。これは優れものです。
この音を聴いていて、だんだん不機嫌になってきました。前回、たった二ヶ月前の光カートリッジ大騒動に続いて、この音の差を聴いたら、こころ穏やかにはいられません。とは言っても、アームだけでも、桁の違う出費が必要です。幾らサプライズだと言っても、弱りました。家もコロナ禍で表に行けない分機器があふれてきました。部屋の中を整理すると同時に、心の中の整理をできる内に思い切ってしないとそれこそ、老人のゴミ屋敷になってしまいます。この様な、音に決定的な影響を与える専用台も大きな要素ですが、家の部屋にはこのままは入りません。
家のプレーヤーでは、どのくらい違うのか・・・?
当日は疲れ果てていたので、翌日、おそるおそる、Thorensで実験中のDS-003を奥の方のSMEシリーズ5のアームに戻し、細心の注意を払って、針圧やオーバーハングも調整し直し、おそるおそる、同じレコードを掛けてみました。
・・・・・むむ、無・・
弱りました。このアームのことを研究し続けている、夜香さんにお伺いを立てると、メーカーから貸し出しは可能だと。でもその場合は、ターンテーブルを一切持ち込むので、アームだけの交換では無く、プレーヤーシステムの比較になるとのこと。Hさんみたく思い切ってEMT927を処分するぐらいの勢いが無いと行けませんね。
それと、もう一つ、その前にやらなければならないことも、H氏邸で発見してしまいました。それは、後方の40を今一台のSD05でならし、厳密な意味での音量調整と、再度40の代わりに80での挑戦です。また、一時的にサン・ジャミアーノの高塔の風景が見えるかもしれません。H氏邸の音は、構成はほとんど私の家と同じですが、決定的に違うことは、部屋のボリューム(奥行きは倍)と超大型ウーファーの存在です。そしてそれらを、三台のマルチアンプ駆動しています。家との差は、その二台と三台の違い、同時の音量操作ができることです。
ここまで書いてきたら、やはり実験だと!思いました。映画館の部屋から、SD05を今一台持ってきて、こちらは、後方の40専用に結線してならしてみました。たちまち、H氏邸の音に近づきました。この結線で音量を調整して003を聴いていましたが、音が太すぎる気がします。H氏邸はもちろんGrandMasterです。そこで、GMに結線を繋ぎ直し、聴いてみました。
フーッ!一息つけました。音の繊細さが、やはりアルミとダイアモンドの差が出ました。家でこれほど差がついたのははじめてです。やはり後方の40が並列結線でも出過ぎていたようです。一昨日の、H氏邸の様に後方に回っても前方の80/TW3がなっている感じになりました。
ようやく、息継ぎが出来たようです。まだ水の中ですが、一旦、仰向けになって水に浮いて考え直しましょう! GMの音は、003とこれだけ違うのだと、納得したのですから。しかし、H氏邸は、やはりGMです。今聞こえる音の差は、やはりアームの差なのでしょう。
じっくり考えましょう。いろいろ断捨離も同時に行わないといけないようです。
by TANNOY-GRF
| 2021-06-28 16:47
| H氏の隠れ家
|
Comments(5)
GRFさん、こんばんは。
ムムム……ライバル恐るべしってところところでしょうか?
青天井の世界に足を突っ込むつもりはありませんが、せめてそうなのか!!という片鱗くらいは感じたいですね。
私の場合、そこそこの値段でそれが手に入れられそうですね。
ムムム……ライバル恐るべしってところところでしょうか?
青天井の世界に足を突っ込むつもりはありませんが、せめてそうなのか!!という片鱗くらいは感じたいですね。
私の場合、そこそこの値段でそれが手に入れられそうですね。
ニッキーさんは003か次にでるであろう、W3だけで良いのですから、とても近いところにおられますね。このカートリッジに一番相性が良いアームは、このReedを除くとテクニクスですから。
Reed T5は私にとって現時点での理想のトーンアームです。
トラッキングエラーが最小でインサイド・フォースも発生せず、それでいてミクロ的には明確な支点を有しています。
それを、きちんと製品として纏めたところが凄いです。
3Cターンテーブルとの組み合わせはダイナの6階で聴いたことがありますが、あの時も只者では無い音でした。H氏邸のあの環境では本当に凄そうですね。
確かにEMT927の載っていた台は少しグラグラしていましたが、そのようなことは全く感じさせない地に足の着いた音でした。それを大きく上回るとは...いかん、また妄想が止まりません!!
トラッキングエラーが最小でインサイド・フォースも発生せず、それでいてミクロ的には明確な支点を有しています。
それを、きちんと製品として纏めたところが凄いです。
3Cターンテーブルとの組み合わせはダイナの6階で聴いたことがありますが、あの時も只者では無い音でした。H氏邸のあの環境では本当に凄そうですね。
確かにEMT927の載っていた台は少しグラグラしていましたが、そのようなことは全く感じさせない地に足の着いた音でした。それを大きく上回るとは...いかん、また妄想が止まりません!!
のびーさん あの音を聞かない前にロンドンにお帰るになって良かったです。さきの光の衝撃にも勝るともと言うほどの衝撃ですから。
もう予算はとっくに使い切っているのに、補正予算の組み直しをしています。財政破綻はとっくに越えていますが。
大山さんの専用台は、凄いですね。あの台にしてあの音という感じもします。
もう予算はとっくに使い切っているのに、補正予算の組み直しをしています。財政破綻はとっくに越えていますが。
大山さんの専用台は、凄いですね。あの台にしてあの音という感じもします。
のびーさん
昨日の晩も、最後のあがきで、003の方のアームの高さ調整を追い込み、ネジ半回転、0.5ミリぐらい根元を上げて、トラキングアングルをすこしだけつけてみました。003でほぼ、完璧な音がします。
そして、Grand Masterの調整にも挑戦したのですが、Reed 5Tでの音を知っているので、諦めました・・・
昨日の晩も、最後のあがきで、003の方のアームの高さ調整を追い込み、ネジ半回転、0.5ミリぐらい根元を上げて、トラキングアングルをすこしだけつけてみました。003でほぼ、完璧な音がします。
そして、Grand Masterの調整にも挑戦したのですが、Reed 5Tでの音を知っているので、諦めました・・・





