2021年 07月 20日
ますます大変な真夏の週末・・・ |
夜香さんの道案内で、最短距離で深谷から移動できました。途中何本もの国道と交わり、その度に斜め左へと移動を繰り返す道は、結構複雑ですね。眩しいぐらいの西日を背負っての方向だったので、真夏の太陽に輝く景色が美しかったです。最近はあまり出歩かない身には、景色が新鮮でした。

何度見ても、この大山さん特製のラックは素晴らしいです。専用にあつらえられたデザインもそうですが、H鋼による構造で圧倒的な安定感と中段の二段のマグネフロートによる浮遊でハウリングから逃れている機能性も優れています。初めてご覧になる夜香さんやK.Oさんは、大山さんの説明を聞き圧倒されていました。
A5とT5の単なるアームの違いだけでは無く、ターンテーブル3Cとこの専用ラックも違いますので、単純なアームの比較だけには収まりません。加えて、光カートリッジも003とGrand Masterの違いももちろんあります。その違いも加味して、アームの動きの差による音の定位感の比較になりますが、これも、JBLのホーンシステムと、German のDDDユニットによる、三次元再生を目指しているH氏邸の音では、方向性が反対なので、最終的に出てきた総合的な音の違いを比べることになります。
結論は、どちらも手法はまったく違うし、出てきた音場も異なるのですが、私はどちらも大変楽しめました。これだけの違いがあるにもかかわらず、音楽が躍動して、楽しめるのは凄いことだと、Hさんと夜香さんの二人の情熱が音楽になって表れているのだと!自らの枠を取り払った先には、このような予想も付かない音楽の世界があるのだと感激しました。

夕方、六時に集合です。同じに出発したのですが、行き慣れている大山さんは一足先に着いていました。そこに、待ち合わせのK.Oさんも到着、仕事を終えられたHさんも予定通りに着きました。さっそく、我々にとっては第二部が始まりました。


5Aのシンプルな美しさと、5Tの自動化という高度な技術を詰め込んだ機能美はどちらも美しいですね。専用ラックにのった3Cとダブルアームはも美しいと夜香さんもつぶやいておられました。いずれを導入しても専用のアーム台は、特注になります。今日の私の目的であるアーム選びは結論が出たようです。Hさんや夜香さん、そして大山さんのおかげで、また大きな飛躍をしなければならないようです。
DSの光カートリッジは、003とGrand Masterには、大変大きな価格差がありますが、感覚的には倍ぐらいの違いでしょうか。今まででている光カートリッジも順番に第三世代に変わっていくので、W2グレードの、ボロンとマイクロリッジの針を搭載したW3は来年になると思います。夜香さんの003とA5との組み合わせの音を聞くと、このグレードでも他のカートリッジを凌駕しているのが解ります。一番の違いは、圧倒的な低音の音場の広さと深さですね。イコライザーカーブの違いが、これほど、雑音を抑え、超低域の再現を実現しているかは、やはり聞かないと解らないと思いました。レコードは回転しているのですが、アームとカートリッジは微動だもしない動きは見事でした。聞けて良かったです。
同じ日に、最新式のリニアトラッキングアームを二種類聞けるなどの経験は、他ではあり得ません。車で言えば、同じ名前のモデルで、1500ccと3000ccのモデルを比較するような試みですが、基本的な同じシャーシーで同じ車です。たとえは悪いかもしれませんが、他のモデルとの差では無いのです。二月末の衝撃的な光カートリッジとの出会い、そして、6月末のこのプレーヤーとの遭遇を通じて、この音がレコード再生の基準になっていく自分がいて、本当に困りました・・・
気がつくと、はや八時を回っています。今日はお昼過ぎに家をでて、二時に夜香さん邸、6時からH氏別邸で、アームの比較を行ってきましたが、ここでも、二時間が過ぎました。家に着くのは、10時頃にはなるでしょう。大変充実した日になりました。夜香さん、Hさん、そして一日おつきあいしていただいた大山さん、一時間半も高速を飛ばされてきたK.Oさんに感謝して、ようやく涼しくなってきたH氏邸を後にしました。帰りは順調でしたが、それでも、家に着いたのは10時少し前でした。
いろいろな意味で、充実した一日でした。
by TANNOY-GRF
| 2021-07-20 09:11
| 行ったり
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