2021年 12月 23日
プー博士と In the early morning rain |
H氏別邸から戻り、プー博士を近くのホテルに送っていきました。今週は、文字通り東奔西走だったので、戻ってきてからは、バタンキューです。二度寝をしたら、約束の時間の三十分前になっていました。急ぎシャワーを浴びて着替えをしていたら、時間通りに、プー博士が来られました。
「朝の雨」をラストダンスのリストのように並べてみました。
アンプは、何時ものグレーと、昨日出してきた黄色の組み合わせなので、微妙な音色の差があります。同じアンプなのですが、予備用で使わなかったアンプと、使い込んだアンプの差。その音の違いは、音場の構成に微妙な違いを醸し出すのです。その違いの微調整に疲れが邪魔します。オーディオも健康が大事です。
それでも、CDを前半に、レコードを後半に聴いていただきました。浜松までお戻りになるので、お昼頃までの時間でしたので、ハリーベラフォンテのテープも聴いていただきました。プー博士は、ご自分でもカントリーミュージックを演奏されるので、丁度、表に出ていたイアンとシルヴィアの4トラックテープを見つけ懐かしがっていただきました。
その夜は阿佐ヶ谷のホテルに泊まりました。ビジネスホテルに泊まった経験は数えるほどしかありませんが、競争が激しいのかなかなか充実した朝食が準備されていました。
食後ゆっくりしてからGRF邸へ向かいました。前の晩聴いたのとほぼ同じような機材をお使いなので、その差がどうなのかにも興味ありました。CDやレコード、テープも聴かせていただきましたが、前の晩と比較すると、H邸のは「8Kのデジタル」でGRF邸のは「コダック・エクタクローム64」とでも言いましょうか、H邸がきめ細かな音の粒が滑らかな面を描いているのに対し、GRF邸ではそれがややまろやかさを伴ってアナログ的な柔らかさで鳴っているように感じました。
どちらも「音像というよりは映像だ」と叫びたくなる感覚です。機材もそうですが、部屋の広さや構造がかなり大きな音の差要因になるのでしょう、それにオーナーの求める音の方向がその差になっているのかもしれません。どちらの音も驚きの連続でした。特に光カートリッジで鳴らすレコードは、オープンリールの音とも少し違うしCDとも違う。もともとはオープンリールテープがマスターでそこからレコードがカッティングされるのですから、テープの音が出てきても良さそうですがどこか違うのです。余分な雑音を頭の中で消去しながら音楽を味わう必要もなく楽しめるのは感動しました。
棚に「イアンとシルヴィア」のテープがあってそこに「朝の雨(アーリー・モーニング・レイン)」が収録されていたのを見つけ、懐かしさでいっぱいになりかけていただこうかと思いましたがまたの機会にしました。
久しぶりの上京でしたがとても充実した2日間でした。いろいろとヒントやアドバイスも得て、新しい道を歩くことになりそうです(大汗)お世話になった皆様にお礼申し上げます。
途中にこの曲の原作者ゴードン・ライトフットと一緒の写真があるのを見つけました。
<ストリート・ミュージシャン2> これは原作者にかなり似ている。
私はこれが映画のシーンのように映像が感じられて好き。
プー博士
by TANNOY-GRF
| 2021-12-23 10:21
| 来たり
|
Comments(2)
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プー博士
at 2021-12-23 10:45
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GRFさんのジャンルの広さには驚きます。クラシックには深い知識と感性をお持ちですが、ジャズ、演歌そしてフォークやカントリーまでなんでも楽しんでしまいます。ナッシュビルで買ったというカントリーのレコードもありました(大汗)この部屋の音を聴いて穏やかでいられるはずがありません、、、来年はどうなるか。
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TANNOY-GRF at 2021-12-25 11:26
プー博士 ただただキャリアが長いだけです。でも、好き嫌いは当然あります。うるさいのは駄目ですね。