2022年 08月 28日
H氏邸にも大山さんのフローティングボードが入りました |
大山さん渾身のパワーアンプ専用フローティングボードが、家に導入されてまだ一週間経っていないのですが、あの台で家の音は根本的に変わりました。最低域まで収録されているオルガン曲でないとよくわからないのですが、気がつくと部屋の隅々までパイプオルガンの静かだけど、圧倒的な音の圧力を感じることができるようになりました。
なぜ、オーケストラにコントラバスがあれほど並んでいるのか、なぜ、ギターとベースだけのフォークソングの伴奏が心に迫るのか、なぜ演奏会場で聴くオーケストラの音は感動的で、オーディオではその片鱗も聞こえないのだろう・・。それらが、オーディオにおける最低域の再現にあることが、この一週間で思い知らされました。ラックはグッドラックを運んできてくれたのです。
最低域が床の振動の影響から逃れられたので、CDやSACDでのコントラバスやグランカッサの再現には納得するのですが、そう言う振動に弱かったレコードの音が見違えたのには驚きました。こちらは、振動から逃れられただけではなく、レコードで最低域の再現ができるようになり、偏心の問題や、駆動するモーターの精度を問われるようになったのです。外部からの正確なモーターによる、ワウフラの減少は33⅓のゆっくりした回転でも、その精度が上がり、今まで回転ムラと呼ばれていた現象が、デジタル回路のクロックの精度と同じように大きな影響を持っているのがわかってきます。デジタル回路では、精度が上がると高域の響きの変化が分かり易いですが、レコードでは、今まで聞こえていなかった最低域の音が、暗闇の中に浮かび上がってきて、オーケストラやバンドの音の根幹を決めるほどの違いが現れるのです。
これには驚きました。
深夜、音量を下げてレコードを掛けていても、今まで聞こえなかったベースの音が静かに浮かび上がるのです。これは20Hz以下も再現できる光カートリッジと、30Hz以下をオクターブ6dbで切ったフィルターだけの専用イコライザーや、振幅比例型カートリッジの一定の周波数特性と出力自体の圧倒的な大きさによるS/N比の良さが起因としてあるでしょう。
そして常に溝の中央をトレースするように音楽をリードするReedの自動追従型リニアトラッキングアームの大きな差も、今回のDCモーターによる正確な回転と、EV自動車にも特徴が見られる、小型だけど圧倒的なトルクで重いターンテーブルをコンスタントに駆動して、千分の1刻みで微調整できる回転の正確さが、今まで聞こえてこなかった低域を再現したのでしょう。
そして、家全体を揺るがす超低域振動の領域を制御する、強力な磁気によるフローティング効果と、頑丈で正確な水平を出せる大山さんのアイデアあふれるフローティングボードの効果が、総合して現れた一週間でした。面白くて寝ていられません、でも、昼間は居眠りしていますが・・・(爆)。
その、同じボードがH氏邸にも導入されて音のバランスが全く変わったので、一度調整してと大山さんに頼まれました。土曜日の今日、音を聞きにH氏邸に伺いました。早速お聞きすると、前方のトラバドール80をダブルスタックした「160」のアンプだけ変えたのに、音のバランスが変わり、柔らかな自然な音が出ているではありませんか。メインのSPですから、影響が出るのは当たり前ですが、久しぶりでもあるので、いつものテスト用のCDを聴きながら、全体のバランスをお聞きしました。前方のSPは音が自然になったので、後方の「160」との位置を合わせてみました。音量のバランスとの微妙な位置の調整です。
前も後ろもデコーダーなどは使わず、同じ音を出していますから、視聴位置からすると、前後のスピーカーの置かれた位置だけ、音がほんの少しずれています。その音の音量と位相を合わせるしか調整はできませんが、その位置の差が、コンサートホールの響の再現に貢献しています。それを家とはSPの数が全く違いますが、前後のバランスと音の位相を調整してみました。すると、ピントが合って音が生き返ります。
女性ヴォーカルでピントを整えて、大オーケストラでもその効果が出るかを確認しました。するとTroubadour80が四組の演奏でも、音がぶれず圧倒的な迫力なエネルギーが伝わるのです。調整しているより音の変化の方が大きく、我ながらその効果に驚きました。このボードを制作した大山さん自身も効果の大きさに驚かれていました。私も、もちろんオーナーのHさんも違いに驚かれていました。みんなの笑顔が、このボードの音を物語っていましたね。
by TANNOY-GRF
| 2022-08-28 09:44
| H氏の隠れ家
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