2022年 10月 03日
翌日は Hさんの別邸に |
深夜まで、GRFにアンプを繋いだり、外したり、いろいろやっていたので、翌日は午前中はボーッとしていました。サンタさんが真夜中に来たようなものです。久しぶりに聞くGRFです。しばらく鳴らしていなかったので、中低域の繋がりがどうかと思ったのですが、エッジは問題ないMonitor Goldですから、最初からもとまった音がしました。
不思議なのは、交差法出前に飛び出してくるコーナーGRFの音の焦点と、4SP方式で台形を構成しているTroubadourのシステむの音場の位置が同じだということです。GRFでは前方に立体感を作り、Trobadourでは後方に立体的な音場が現れます。それが、同じような効果を出しているのです。16年前にSD05で驚いたその音を追加体験した訳です。もちろん、解像度や立体感、周波数特性は違いますから、同じ音ではないのですが、同じような音であることは間違いありません。
今日は5時半に現地集合ですから、4時には出なければなりません。3時まではいろいろ実験をして、それから準備をして4時には家を出ていました。天気がいい日で、気温もちょうどいいくらいで、前回、お邪魔した1ヶ月前とは、季節が変わったのが実感されます。その時はHさんは海外出張中で、大山さんとHenryさんとで、調整をしました。Hさんとは電話でいつも話しているし、SNSを通じてメールのやり取りはしているので、そんなにあっていないと思わなかったのですが、どうやら夏はお会いしていなかったようです。
予定通り、5時半少し前には到着したのですが、3名ともほぼ同じ時間だったようです。そこで、Hさんのお顔を拝見して、しばらくお会いしていなかったと思ったのです。でも相変わらず、活発に活動されていますし、最近は海外出張も再開されていて、その時にお邪魔しているので、お会いしていなかったのです。でも前回のフローティングボードの導入時にも、すぐにお聞きになって驚かれて、感想を送ってくれていました。
今日は、フローティングボードを導入後に全体のバランスを再調整するのと、SPの位置を検証です。久しぶりにお会いしたので、この半年間の進歩の確認と、音が良くなった理由の説明を行いました。Hさん邸も家も何段階も進歩したので、その行程と各段階での変化の理由、それらを皆さんで確認して、検証したのです。驚きの進歩ですね。
家でも、各段階ごと明らかな進歩がありました。幸いにも進化した順番がわかりやすく、段階ごとに検証が行えました。最後にパワーアンプへの振動によるフィードバックが立ち切れたので、音の出方が自然になったと言えます。それは低音の出方に現れます。38/2トラのテープのようにスケールが大きく、低音の出方がゆったりとしてくるのですね。Hさんも私も大のテープファンですから、レコードからとうとうこの音が出て来たのに、喜び、驚いています。
Hさん邸とうちの音は少し違います。アームの調整の違いだと思い、各部署の写真を撮ってみました。このアームは針圧でも0.01gの差をはっきり音に出します。アームの高さによるヴァーチカルアングルの微妙な差だと思っています。
いつものカラヤンのリハーサル盤をかけてみました。そのコントラバスの凄いこと、イエスキリスト教会の空間に音が満ちていきます。カラヤンとコンサートマスターの間に置かれた、おそらくワンポイントマイクが、カラヤンの声を収録して、コントラバスやチェロの深い音、ヴィオラの渋い音もはっきりと聞こえます。
Troubadour80が、四組に四隅に前後二本づつの8本のウーファー群の迫力が出て、圧倒的な立体音を聞くことができます。あのガウディの倍以上のスケールなのです。世界中でも、ここだけでしか聞けません。それを、6336Bのモノラルアンプ四台、KT-150と低域に強いSD05のステレオアンプでのマルチアンプで鳴らしているのです。奥行き、高さ、広がりが自然で、部屋の向こう側は、完全にコンサートホールや大伽藍の教会になるのです。
Hさんと、実際にこの装置を開発製作して来た大山さんと、一緒に驚き、喜びました。眼前にカラヤンベルリンフィルのコントラバス八台が展開して、イエスキリスト教会の大空間に音が昇華して行くのですから。
カラヤンばかりではありません。EMIとCapitolとDECCAのステレオデモンストレーションレコードに収録されている、実際の駅やフェリー乗り場の大空間、NYの地下鉄や操車場の列車の鉄が擦りあう重厚な実在感。1956年当時のステレオ録音の凄まじさを伝えてくれるのです。この音は長い間、ステレオを聴いて来た人にお伝えしたいですね。
次から次へと、ステレオの醍醐味を聞いていると、どうしてこのような音がレコードに入っていたのか、それが60年以上も再生できなかったのか?本当に不思議です。38/2トラの世界では、当たり前のこのサウンドがレコードから出て来たことに驚き、また感動しているのです。
この部屋も19年にできてから、はや3年を迎えます。コロナ禍でも順調に発展して来ましたが、今回ほどの大きな飛躍は初めてです。去年の3月の光カートリッジの導入、6月のリニアトラッキングアームと、専用ラックの開発。そのラックの横展開、それが今回のパワーアンプ用フローティングボードへの進展となった訳です。
11月、12月には今一度、例会を開いて皆さんに聴いていただき、驚いていただきたいと願っています。
by TANNOY-GRF
| 2022-10-03 17:44
| H氏の隠れ家
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