2023年 01月 13日
Hさん邸のフローティングボード組み込み四連2段ラック |
パグ太郎さんが来られた土曜の午後は、今ひとつ先約がありました。暮れから、お互いの予定が合わずに延期になっていた、H氏邸のSP再調整です。理由は、今までの大山さんの特製三連ラックが、特注の四連尚且つ二段の巨大なラックに変わったからです。
特注と言っても程がありますが、このラックは、重量級に対応したフローティングボードを四連に並べ、かつ、それを二段組みにしています。まさしく、超弩級ですね!
手前のコーナーを見ていただきたいのですが、前面のコーナーには支柱がないのです。建築材の鋼管フレームを使用して強度を持たせていますので、横から見てコの字のような構造で、後ろ側の支柱で上の後半を支えているのです。
結果として、左右の前面の柱がなくなりましたから、機器の出し入ればかりではなく、見た目も大変すっきりとしています。今日は、この特別なラックが導入されてから、再調整を依頼されていたので、厳密な位置調整を行うためにお伺いしました。
調整するSPは、前方の160/TW6と後方の160/TW2改の四種類のSPをマルチアンプで鳴らしています。
前方の160は6336Bのモノラルアンプが、後方の160は、奥に見える19”ラックにマウントされている6336B安定化電源付きアンプで鳴らされています。TW6は低域の再生能力に優れたSD05で駆動され、上下のバランスはSD05のボリュームで調整します。これが位置があってくると、最後は大変微妙な調整で、うちでは、ボリュームについている目印の2mmのドットの半分でも音が変わります。後方の大きなTW2のウーファーは内部にも同じウーファーが入って、タンデムに駆動されています。それを是枝さん渾身のKT-150アンプが駆動しています。
それらを順番にピント合わせをしていくのです。大変そうですが、上下の調整と、左右の位置調整、音量調整を行うだけなので、慣れると意外に早く調整できます。今回はレベル調整も綿密に行なったので、少し時間がかかりましたが、ぴったりと会ってくると4つのSPの中央あたりにくると、実際の演奏をしている横で聞いているような実在感が出ます。Take Fiveの演奏を聞いていると実際にドラムスやデスモンドのサックスが隣でなっているようになります。
家の装置の倍以上のトラバドールを鳴らしているので、音の余裕が違うし、音量的にもほとんど生の楽器の大きさなので、実物大の意味がわかり、その演奏の真っ只中にいる興奮はなかなか味わえるものではありません。Muddy WatersのFolk Singerがありました。掛けるとそこはCicagoのTer Mar Studioの中でした。驚きますよ!
そのぴったりあった音をHさんに堪能していただき、その姿を見て一緒にここまでやれた喜びを噛みしめていました。この部屋もそうですが、いくら感動をしてくれても、提供する方に確信がないと、なかなか実現はしないものです。またその全てを受け入れて徹底してコピーをしたからこそ、実物大の音が再現できるのです。おとは耳だけで聞いているのではありません。聴こえないけど実在している感覚、お互いを打ち消し合う割合が一番少ない音。それが再現できるとこのように実物大の音楽が出現するのです。
Hさんは、何度も言われました。なぜ、皆さんはこの無指向性の音を聴かないのかと!
帰るとき、四連のアンプ類の配置が、右に一つずれてプリアンプが中央に来た方が、調整もしやすいし、音の位相もあってくると!家に帰ると大山さんから写真が送られてきました。
プリが中央に来て、その左に、NagraのTIが並んでいます。NagraのTIも台の上にのりました。するとメカニカルノイズが小さくなって再生音も変わり、より38/2トラに近づいてHさんも大喜びだったそうです。プリが中央に来ると音のバランスが整います。
by TANNOY-GRF
| 2023-01-13 17:51
| H氏の隠れ家
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Comments(1)
Muddy WatersのFolk Singerは
90年代にラッカー盤?というのが、オーディオ雑誌で取り上げられていましたね。
Musical Fidelityを輸入していた会社が扱っていたような記憶が...
90年代にラッカー盤?というのが、オーディオ雑誌で取り上げられていましたね。
Musical Fidelityを輸入していた会社が扱っていたような記憶が...







