2023年 09月 01日
後遺症について |
先日Oさんがお寄りになった時にコロナの後遺症について経験を交換しあいました。Oさんは去年の秋口にコロナにかかり、発熱自体は軽かったのですが、その頃の規定により10日後に出社されたら、通勤だけで疲れ果て、全く身体がうごかない症状になりました。いわゆる後遺症ですね。会議に出ても、遠くで話されている様で内容が入ってきません。階段を歩いていても、フラフラして、危険だしとても怖く感じたそうです。人の声が遠く感じて、直接内容が入ってきません。帰ってくるとくたくたで、疲れ果てているのですが、寝てもスッキリとはなりません。その様な後遺症と呼ばれている症状は、五週間続き、ようやくまともな状況に戻ったそうです。
私も、Oさんがこられた先週で発症後五週間が経ちました。その前のお盆休みの週は、倦怠感で何もできず、一月ほどブログを休まさせていただきました。2006年に始めてから、こんなに長いブランクは初めてでした。前回も述べましたが、ほぼひと月間音楽を聴けない状況が続きました。テレビとは違い、受け身では、音楽やオーディオは聴けないからです。
老人力の増加やコロナの外出自粛で、続けて3〜4時間以上は眠れず、深夜に一旦起きて、ブログの記事でも書いて、また一寝入りするという習慣が続いています。文章を書くという行為は、まず考えなくてはいけません。考えるという常に新しい知識が入らなければできません。考える力がなくなって受け身でテレビ番組を眺めていても、3分以上にお及ぶ、コマーシャルは、洗剤とか漂白剤ばかりの広告で、ただ連呼している選挙カーみたいなCMばかりになりました。ウイットがあったり、心が落ち着いたり、ときめかされるコマーシャルはほとんど皆無です。
かろうじてスポーツ番組だけが、選手たちの努力が見えて楽しみにしていました。女子サッカーは、久しぶりに優勝も狙えるチームでしたが、フリーキックが外れ、スウェーデンに破れました。今少し勝ち進められるチームだっただけに喪失感が大きく、どこかで、こんなに落ち込むことはないと思うぐらい、落胆してしまいました。これも、コロナの後遺症だったのでしょう。
やる気、集中力、感受性、思考力が全く生まれず、これはこれで十分病気だと思いますが、体力が戻らず気力が出ません。肝心な食欲が生まれないのです。朝はフレークとバナナ、昼は残り物のご飯を半膳と昨夜の味噌汁とおかずの残りだけという修行僧の様な摂取で、気持ちいいぐらいお腹周りの脂肪がなくなっていきました。
食欲も、好奇心も、趣味も心や体に余裕がないとできないと今回身をもって感じることができました。最初の発熱の時にびっくりするほどお腹周りの脂肪がなくなったのも、高熱やウイルすに立ち向かうために、お腹周りの脂肪が使われたのでしょう。体の仕組みはよくできています。しかし、守勢になって現状を維持しているだけでは、生活に必要な積極性や創造力は生まれません。またそれらは、普段余分だと思っているお腹周りの脂肪が必要なのではとさえ思ったぐらいです。
お腹に力が入るということは、ある程度の余分な太さも必要なんだと実感しました。ベルトをしっかりと閉めると、エネルギーも持続する様です。先週から仕事のペースも元に戻りつつあります。長時間の打ち合わせを行っても、大丈夫にはなってきました。酷暑も朝晩はようやく感じが変わってきました。気がつけばもう9月です。昨晩のスーパームーンは、東から上がってくる時は、金色に輝いていましたが、明け方夜明け前には西の空に銀色に輝いていました。見とれましたね。
オーディオの秋がきます!
by TANNOY-GRF
| 2023-09-01 12:01
| 来たり
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Comments(3)
最近ではこどもの後遺症もだんだんわかってきたようです。倦怠感や嗅覚/味覚異常、注意力低下など、感染自体は軽く済んだにもかかわらず、長く後遺症が残るようで、今後の課題になっています。
私は整形外科医ですが、スタッフのコロナ後遺症を何人も見ています。病後の体力低下と食欲低下は、漢方薬の補中益気湯が有効です。朝晩、あるいは1日3回、2-3週服用してみてください。漢方に理解のある医療機関でも、薬局でも入手できます。
I love HH & LLさん いつも有難うございます。先週から食欲も出てきました。漢方薬も試してみます。



