2024年 10月 23日
ツィーターの実験 大山さんの試聴室で ⑬ |
以前、大山さんの試聴室は、大きな倉庫の中に建てられたサウンドデザインの那須の別荘と同じログハウスでした。倉庫内の改造に伴い、PSD社のオーディオ部門の倉庫と試聴室を移したのは、2年以上も前でしたが、いつも大山さんには家に来ていただくか、Hさんの隠れ家で会うことが多く、試聴室・実験室にお伺いするのは、今回が初めてでした。距離的には本社から歩いてでも行ける距離です。

まずは、近くのレストランで、お蕎麦とカツ丼のいつもの組み合わせを掻き込ました。いつもファミレスで思うのですが、20頁を超える膨大なメニューの中から、自分好みの組み合わせを見つけるのは大変です。これから始める膨大な実験を予感させる様な選択です。
実験に使用するのは、以前、サウンドデザインファンクラブの那須の例会でも使われた、TW4の試作機とカーボン仕様のTroubadour40です。大山さんのカーボン仕様の40はいつ見ても格好いいですね。

大山さんの試聴室では、Troubadour40用のネットワークは使わずに、SD05二台によるマルチアンプで鳴らしています。チャンネルデヴァイダーは、FIRの技術を使用したDSPのプロセッサーで、正確な位相管理ができます。一聴して広々とした音場と、ストレスのない高域の伸びに驚きました。大山さんの実験は、巨大なLCを使わないでマルチアンプ方式で、如何に50Hz以下のスーパーウーファーを駆動するかの実験でもあります。
今日は、その40の上に、ツィーターを色々な角度で鳴らして、音場がどの様に変化するかを実験します。今日に実験に間に合う様に、専用のアダプターを制作してもらいました。下の写真は、そのアダプターを使って、無指向性のDDDユニットに合わせて、上向きを試しています。最初は正面から初めて、音量の調整も行いました。
中央正面では、高域の伸びは出ますが、下の無指向性のDDDの特徴が薄れます。今回はLの字型に作った専用のアダプターを上向きにして、真上にツイーターを放射させて、無指向性の実験を行なって見ました。上向きのユニットを横から聞くことになりますが、音場的には整合します。コンデンサーの値も変えて音量を上げたりして見ました。
もちろん、家でやっている様な床置きも試しました。これは自然にマッチしますね。床に置くと音場的には、床が無くなり、コンサートホールの空間が現れるのです。これは、ユニコーンでも大きな部屋での実験でも驚かされます。
クラシックばかりではなく、昔、大山さんと一緒に制作したジャズのCDも出してきました。マルチアンプで、ネットワークを使わない方式の良さが出て、屈託なくなります。今更ながら、ワンポイント録音でビッグバンドで録音するという凄さに驚きました。二組使っているドラムスのシンバリングが、ジンジンと伝わり、CD製作当時、ドラムスが弱いと言われましたが、こうして装置が進歩すると、迫力ある音で再現できます。久しぶりに製作して良かったと思いました。
今回の実験を通して思ったのは、ネットワークの制約を無くした、DDDユニットの凄さと、80でなくとも40で充分だという迫力と、位相特性が合うとどれほど音が自然になるか、ツィーターが正しくなると、低域が改善されて、音の気配が出てきます。この音がすればCDの規格で充分ですね。レコードが良いとか、SACDがすごいとか言われますが、CDの規格で、良い音を聞いたことがないからだとも思います。
気がつけば4時を回っています。今日の実験を踏まえて、大きな部屋での実験もまだまだ続きます。家ではスーパーウーファーと、スーパーツイーターの4ウェイマルチの実験も行います。位相のあった、音に整えて、どの様に音が変わるかますます楽しみですね。
by TANNOY-GRF
| 2024-10-23 05:33
| 行ったり
|
Comments(0)





