2025年 05月 05日
初めてお会いするtaketoさん |
この連休、お二人目の訪問は、初めてお会いするtaketoさんでした。当初は、久しぶりに来られるgenmiさんのご希望で、5月2日(金)の夕方で予定していたのですが、ご友人と一緒に3名できたいということでした。和室のユニコーンの部屋は、6畳なので、いっぺんに3名は無理だし、対応もバラバラになってしまうので、皆さん個別で来ていただくことにしました。
私の中では、連休前半の先週の土曜日は、ひと月間違えて、表でお待ちしていたCさんが最初で、連休後半は、2日のgenmiさんから始めることになっていたのです。そして、最後にお二人の共通のご友人のtaketoさんが来られるという予定でした。ところが、genmiさんの2日の予定が都合がつかなくなり、5日の日になりました。そういう経緯で、3日の日は、まだお会いしたことの無いtaketoさんが、先頭バッターになったわけです。
いっぺんもお会いしたことのない方をお一人でお迎えするには、こちらも緊張しましたが、来られるtaketoさんの方が、大変だったと思います。住所は、事前にお知らせしてありますので、約束の時間に、携帯をを見ながら、場所を確かめている方が現れました。趣味のランナーの体型をされているので、間違えないでしょう。双方とも、ぎこちなく挨拶を交わしましたが、お互い初めてお会いするので、緊張は仕方がありません。
当初、genmiさんが、taketoさんに、お声をかけたのがきっかけですから、そのご本人が、先に来れなくなって、taketoさんが、どのような方だかをお聞きできなかったのが、緊張の原因ですね(笑)。全く初めてお会いする方を、家に招き入れるのも、そうあることではありませんから。
初めて、お会いしたtaketoさんは、初対面の緊張はありますが、お聞きしている年齢よりはるかにお若く見えるスポーツマンで、緊張が解れると、気安くお話をされる方でした。
今日は、和室のユニコーンから始めるとになりました。テレビの部屋のユニコーンは、プライベートな部屋なので、初対面ではと思っていたからです。先日のOさんやパグ太郎さんみたいご常連とはやはり違います。お話をお聞きするにも、面接ではありませんので、まずは音楽を聴いていただきながらと、いつもの、ハイティンク・コンセルトヘボウのショスタコヴィッチの15番からお聞きいただきました。
最初から、本命のダイヤモンド・ツィーターからお聞き願った訳です。このような展開は初めてです。いつもは、ツィーターなしかセラミックを先に鳴らして、その差を聴いていただくのですが、、。昨日、1.5マイクロと1.36マイクロのコンデンサーの差を確かめて、1.36に戻しました。こちらのほうが幾分、低音が軽くなります。1.5の方は、高域の量が増える分、低域が充実するのです。
その辺りの変化はスピーカーをご自作しているtaketoさんは、よくご理解されていました。クーベリックのモルダウ、プレヴィンの動物の謝肉祭、クレンペラーのマーラーの第二番と続きます。音がSPから離れ、壁の向こう側に広がり、床もなくなり、二階席から下を眺めているような音場が展開します。ダイヤモンドが、演奏会場への扉を文字通り開けています。和室の音の特徴がよく出ています。
スピーカーをご自作されるkanetoさんからは、いろいろなご質問がきます。後から6dbで足しているツィーターを除くと、ユニコーンは全音域のSPが一本でなっているのです。そかしなぜ、これほど広い帯域を再現できるのだろうかという、私自身がいつも、疑問に思っている質問がきます。不思議ですね。
私が手を添えている部分は、SPの置き方、位置調整、最後の微調整だけですが、和室の場合は、それほど厳密に音を追っていません。左右の壁の差はやはりあるからです。椀方さんのお宅のように厳密に位置調整は追い込んでいないのです。後ろの壁が消えるポイントだけでしょうか。
いろいろと御質問がこられましたが、聞かれるご質問は的を得ており、お答えする方も、その経緯を思い出し楽しい会話になりました。後方に、大きななケースがあるのですが、それは工藤さんのプリ用の電源で、上の写真のように使っていましたが、昨日の晩に外したのです。そのほか、ユニコーンの初期型についているいろいろな端子やピンのことも聞かれました。自作派でなければ聞かれない内容です。
中段の棚に入っている懐かしいCD34のことも聞かれました。30年以上も前に工藤さんに改造して作っていただいた名機です。改造点は、サーボ回路の充実と、アナログ基盤の交換で、DAC関係やクロック関係は触っていません。それでも、これだけ音が充実するのは、CDプレーヤーがアナログプレーヤーだという証明ですね。
CD34を通じてCDプレーヤーの音や、CDに対する誤解などを話していると時間が経ってしまいました。そこで、クラシックばかりではなく、パトリシア・バーバーとか、ダイアナクラールの曲も聴いていただきました。1時から始めたのですが、あっという間に2時間たち、三時を回って来ました。
ここで、大きな部屋の方に移動です。こちらは、先日Oさんがお見えになったとき、真空管を戻してからそのままです。真空管のエージングはそれなりにかかりますから、今回も、以前から使って来た球で行きます。
和室の方は、演奏会場の雰囲気を再現して鳴らしているのですが、こちらの部屋では、実在感を追求しています。二階席ではなく一階席の迫力ある音の再現を目指しています。フルオーケストラの迫力ある音を目指していますが、聴いていくと、やはり少しだけ音がずれています。
前方スピーカーの間隔合わせを行いました。本当にトントンだけでしたから、0.5ミリも変わっていないでしょう。それでも後方の聞かれているtaketoさんが頷いていました。調整の参考になればいいですね。
by TANNOY-GRF
| 2025-05-05 19:49
| 来たり
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