2025年 08月 29日
真夏の中で、真冬の演奏を |
今まで最高に暑い夏だと言われていた去年の記録をあっさりと書き換えた今年の猛暑、まだ8月は終わっていません。この分だと猛暑の記録はどんどん更新されていくでしょう。家中が暑くなりますが、大きな部屋だけは空調をかけているので、家のんかの避暑室になっています。南側にも窓はありますが、障子がついているので、明かり取りだけに使われていますが、ここは内窓なので、直接は日が差しません。
東側の窓からは朝のうちに日差しが入りますし、北側の窓は、幾分西北西に傾いているので、夏は西日が入ってきますが、陽が差すのはその朝と夕方を除くとありません。窓は防音用に二重窓ですから断熱にも貢献しています。冷房の効率は高く、一旦部屋が冷え切ると自動運転していてもほとんど最弱でしか動いていないのです。
部屋が大きいのでSP後方と、聴取側にも今一台空調はありますが、そちらはほとんど使われていません。天井にも吸音用のフェルトが敷き詰めてあり、断熱の効果も高く、一旦冷えると部屋全体が冷えていますから、とても涼しいです。つけたり切ったりする方が、空調機が全力に動くので電気代がかかります。
空調の入っていない廊下とか階段エリアから、大きな部屋に入るとホッとします。気温も適温だし、静けさが全く違います。二重窓と二重ガラス、天井の吸音材=断熱材が余分な音を吸い込むのです。吸音材は、見かけ上の天井の上に数十センチ入っています。反対に床はクッション材の上にコンクリートを10センチ敷いて、木材の床材を三重に重ねてあります。表面は花梨材です。
オーケストラの音には、必ず録音した会場の残響音が入っています。微小の音がホールの広さを感じさせるのです。部屋自身の反響音は、元の音にその部屋の音を重ねてしまうので、集音したホールの音が、その部屋固有の音でマスキングされてしまうのです。その為の硬い床と吸音の天井なのです。その床、夏は涼しくていいのですが、冬は床が冷たくて困ります。他の部屋は床暖なのですが、この部屋は、柔らかい構造になる床暖は使えず、床の寒さを防ぐために座布団を敷いてあります。一長一短ですね。
間話休題、五月に大宮までマーラーの第五番を聞きに行ったお話はいたしました。カーチュン ウォンさんの指揮で日本フィルの名演でした。あまりの迫力に感動して、他のマーラーの曲も聴きたいと思い探していましたら、九月のサントリーの定期で、第六番を再演するとアナウンスがありました。
早速、日本フィルの会員になって、チケットを購入、支払いも済ませました。カレンダーに予定を書込み一安心です。発券は近くのファミリーマートで、番号を入力すると、カウンターでチケットと交換してくれるそうです。いつもは、セブンイレブン、たまにローソンでの発券は経験していますが、ファミリーマートでは初めてです。
先日、サントリーホールで、マロオケを聴いてきました。次にサントリーホールに来るのは、ひと月後の9月13日だと思いました。そろそろチケットを発券しなければと思い出しました。家に帰り、日本フィルからのメールを探しましたが、見つかりません。
ファミリマートでの交換方法まで覚えているのですが、肝心の番号を記した日本フィルからのメールがないのです。日本フィルからメールはその時が初めてですが、探しても見つからないのです。仕事用のアドレスかと思い、こちらは、1日に何十通も来る大量のメールボックスを探してみました。
やはり見つかりません。毎日、送られてくるゴミメールに紛れて消去してしまったのかも知れません。最近の詐欺メールは、AIのお陰か、本物とほとんど変わらないレベルまで来ました。契約していないカード会社や証券会社からの脅しメール、詐欺メールを自動仕分けを逃れた分を毎日消去するのが日課になっていますので、その時に初めて送られてきたアドレスの日本フィルからの案内を消してしまったようです。
ちなみに、仕事用のメールアドレスは、公開していますから、防ぎようもありませんので、カードや銀行関係は、別のアドレスを使っています。そのアドレス以外に送られてくるメールは詐欺メールなのです。登録してある名前も、別の名前ですから、その名前宛でないメールも詐欺メールです。毎日、大量に送られてくるフェイクメールの排除が日常茶飯事になってきました。
迷惑メールのボックスにも、毎日たくさん送られてきますから、初めてのアドレスは、その迷惑メールに入って消されてしまったのかも知れません。仕方がないので、日本フィルのサービスセンター宛に、事情を説明したメールを送りました。すると翌朝には、サービスセンターから、引取用番号が送られてきました。迅速な対応です。
近くとはいえ、この熱波の中、いつファミリーマートまで交換にいくかと思案していましたが、猛烈な暑さの記録がようやく途絶えた昨日の夕方、昔の夏の夕方みたく乾いた北風が心地よく吹いた中、チケットを交換に行ってまいりました。初めてなので、店員さんにやり方を教わり、二種類の番号を慎重に入力するとバーコードが印刷された引き換え用レシートが出てきました。それをカウンターの店員に渡すと、チケットが印刷して出てきました。
これで、再来週の土曜日の公演に行けます。偶然なのですが、同じマーラー の第六番をハイティンク・シカゴ響で聞いたことがありました。2009年の2月の寒い日でした。その時、シカゴ響のコントラバスの正面の席で、その圧倒的な低音の迫力は今でも覚えています。その頃の日本のオーケストラ からは決して聴くことができなかった低音でした。今回もその時の席とほぼ同じ場所での同じ曲です。
楽しみですね。
by TANNOY-GRF
| 2025-08-29 05:43
| 演奏会場にて
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