2025年 09月 29日
ダイヤモンド三兄弟の音に驚きました |
一ヶ月前の8月の猛暑の中、千葉の森林が眼下に広がる素敵なゴンザエモンさんのオタクにお邪魔しました。4ウェイのシステムなのに、歪みのないすっきりとした透明な音で感心しました。すると、お師匠さんにあたるtakeさん邸の音はもっともっと素晴らしいと言われます。それではと、takeさん邸を訪れるご案内をしていただきました。
takeさんのご都合も聞いて、一月後の九月の末の土曜日になりました。ゴンザエモンさんと同じ千葉県ですが、50キロぐらい離れている常磐道に近い場所です。家からは、順調なら1時間ぐらいですが、週末はいつも混雑しているので、余裕を持って2時間前に出ましたが、案の定、渋滞で2時間近くかかりました。
近所のお蕎麦屋さんで、昼食をとり、戻ってきたら専用のオーディオルームへ案内されました。高さは5メートルもある本格的な石井式オーディオルームです。石井さんが来られて現場で監修もされたそうです。 
本来は縦方向で聞く様に設計されたそうですが、広がりやスケールを考えて、現在では、横配置として使われているそうです。
話には聞いていましたが、部屋じゅうに広がっているSPユニットの数にビックリです。現在のシステムに到達するまで実験を重ねてきた歴史が目の前に並んでいるのです。もっとも、実際はこの何倍もあるそうです。

1. メインシステムのダイヤモンドのツィーターとスコーカーは、大きなSPボックスの上に乗っている三つのSPです。2.セカンドシステムは、左側の大きな白いスコーカーのセットです。下部にAudio Tec.10c77のウーファーの大きなマグネットが、背中合わせに対抗していることが分かるでしょうか?中央の二つのドーム型ツィーターの後ろがウーファー用のキャビネットになっています。ウーファーは、1.メインシステムと共用しています。

石井式の高い天井
1. メインシステム(4chマルチアンプ)
スピーカー 使用帯域 アンプ(常用)
・ウーファー:Audio Tec.10c77 〜300Hz Amcron:K1
・ミッドロー:Accuton BD90 300Hz〜1.2KHz デジタルドメインB-1a
・ミッドハイ:Accuton BD50 1.2KHz〜4KHz Accuphase A-30
・ツィーター:Accuton BD30 4KHz~ Accuphase A-20V
2. セカンドスピーカー(4chマルチアンプ)
スピーカー 使用帯域
・ウーファー:Audio Tec.10c77 ~180 Hz
・ミッドロー:Accuton C168 180~600Hz
・ミッドハイ:BlieSMa M74B-6 600~3.6 KHz
・ツィーター:BlieSMa T34B-6 3.6 KHz~
3. 小型スピーカー(ネットワーク)上の写真の左端の白いSPです。
・ウーファー:Accuton C90
・ツィーター:Accuton BD25

上の写真の左側の白いSPが、Accutonの白いセラミックスコーカーで、3.小型SP(ネットワーク仕様)です。この組み合わせも、25mmのダイヤなんですが、1.のメインシステムのダイヤのスコーカーを聞いてしまうとその差な大きさに驚かされます。
お聞かせいただいたのは、1のメインシステムからです。上の写真ではわかりにくいですが、中央の三つのSPは、30mmのツイーター、50mmのミッドハイ、そして90mmのスコーカーの全てがダイヤモンドです。ダイヤの三兄弟ですね。価格は小型乗用車・大型乗用車、そして高級スポーツカーほどの価格です。それも購入された時の価格で、現在の円安やユニット価格の上昇では大型乗用車分ぐらい上昇しています。
これらの世界最高水準のSPを駆動するには、電気回路設計者としてのTakeさんの経験を活かした、徹底した電源の浄化と専用化が図られています。使用している入力とアンプ類は、以下の通りです。
トランスポート:MFPC ; PANDAx3 I9x2(9CH自作リニア電源)
ストリーマー :Bluesound NODE2021 mutec MC-3+USB+REF10(SE120)でリクロック
HDDレコーダー:東芝 DBR-Z160 上記クロック+M2TECH hiFace EVOで12Mhzでリクロック
プリアンプ :バクーンプロダクツ PRE-5410mk3
DAC :dCS Bartok APEX DAC
デジタルチャンネル・デバイダー: dBX DriveRack 4800+96Kワードクロック
プロジェクター:ビクター DLA-V90R スクリーン120インチ
「全てのコンポーネントには個別の機器毎に自作の電源フィルターを付加。全ての配線材は普及品を使用。ただし殆どの配線にはファインメットコアとフェライトコアを付加されている」そうです。デジタルオーディオの肝は独立した電源と、ノイズ対策、そしてそれぞれのソースに合ったクロック管理です。それらをすべての機器に徹底して行うと、この様ないい音になるのですね。
メインの三つのダイヤモンドは比較のしようがありません。takeさんによると、この音を出すには送り出す方のクロック管理が大切で、一つ一つの積み上げがこの音を出していると、ただ、ダイヤモンドを鳴らしただけでは、この素晴らしい音にはならないそうです。そうでしょう。私は、やはり90ミリのダイヤモンドスコーカーの音に魅せられました。
初めてダイヤモンドツイーターを聞いた時の感動のまま、その音が300Hzから1200Hz、ミッドハイの1.2kHzから4kHz、そして4kHz以上どこまでも、あの甘い柔らかな音が広がっています。何回も目の前まで行って音を浴びました。近くに寄っても、音はキツくならず、音の世界が広がっていきます。ダイヤモンドのスコーカーは、振動体は90ミリですが、全体では120ミリ以上あります。素晴らしいです。でも、これ一組でPorsheの911ですから。
その価格的呪縛を離れて見ても、いい音であることは変わりません。まだ野心があった去年以前に出会わなくてよかったと思います。(苦笑)。
この3兄弟が並んでいるのは、この部屋だけでしょう。世界中探しても、SPメーカーの実験室ぐらいしかないのでは?
ここまで三時間、一通り聴いたのではと思っていたのですが、ゴンザエモンさんは、この部屋で一番いい音をまだ聴いていないと言われて、部屋を暗くしてスクリーンを下げさせました。120インチのスクリーンですが大きすぎるので、90インチ程度にして見られているそうです。
JVCの90Rですから、8Kまで対応しているそうです。家の古いプロジェクターからは隔世の感があります。そしてその音がびっくりするほど良いのです。どうして良いのかをお聞きしましたが、独立したクロックとボリュームの設定が違う様です。力強い音でオーケストラが鳴ります。N響のこれほどの音は聞いたことがありませんでした。
4時間以上の滞在になりましたが、驚き大変参考になりました。目指す方向が幾分違うので、同じ音にはなりませんが、takeさんの音は遥かに高いところです。家の音は、日本の3000メートル級のアルプスだとすると、こちらは、6000~7000メートル級のヒマラヤの音です。岸壁を登らないと見えない景色を見ることができました。
ただ、家の音は、360度視界が開けて、低いなりに、全てが見渡せているところだと納得しました。でも、この圧倒的な高山の景色をまた見にきたいと思いました。私のピント外れの問いにも、忍耐強く説明をしていただいたtakeさん、ご案内をしていただいたゴンザエモンさん、本当にありがとうございました。
by TANNOY-GRF
| 2025-09-29 23:12
| 行ったり
|
Comments(0)







