2025年 10月 19日
高さのわずかな差で見える違う風景 |
先日、ゴンザエモンさんとtakeさんが訪れてくれたとき、大きな部屋では、ソファーに座って聴くのと、立って聴くのでは見える景色が違うという説明をいたしました。その折、ゴンザエモンさんからは立って聴くと、コンサートホールでの一階席と二階席以上に違うと指摘いただきました。座る椅子も背の高いタイプに変えてみたらとの提案をいただきました。

やはり私の足の長さでは、お尻をずらして這い上がらなければならないでしょうが、170センチ以上あれば、そのままお尻が乗っかるでしょう。戦後間もなく食糧難の時代に生まれたいわゆる団塊の世代の人は、小さいのです。よくオーディオの展示会などに行くと、お客さんは、髪の白い人ばかりですが、その世代の人と、20歳ぐらい若い世代では、15センチほど背が違いますね。

Decolaと遊んでいた頃です。広々とした部屋ですね〜。そして、2013年になると、レクタンギュラーGRFが導入されたのです。一方、横浜のMさんのお宅でなっているTroubadour80とTW2による実物大の音が出る試みと、偶然プー博士のお宅で聴いたホログラムが出現した音が、現在の装置へのターニングポイントでした。
背の高い椅子は、実は用意してありました。私の足が短いので、座るのに大変なので、最近は出していなかったのですが、ゴンザエモンさんの様に足の長い人にもぴったりかもしれません。以前、大阪の椀方さんのお宅で、ユニコーンに巡り合う前に、Troubadour40を鳴らしていた時代がありました。その時の台が、カウンター席などで使う足の長い椅子でした。
ユニコーンが入ってからは、その台(椅子)も使わないので、40を置く台にピッタリなので譲っていただきました。その後、40はGRFの上に置かれたので、このスツールは、レコードなどを聴く時の台にしか使われなくなり、同じ部屋の片隅で寝ていました。今回、カウンター席用のスツールはあるあると思い出して、隅から出してきてソファーの横に置いて聞いてみました。

そのスツールに腰かけると、確かに見える風景が違います。この位置だと、二階席の右側のイメージです。ソファの端に座った時は、一階下の二階席になりますが、スツールに座るとこの三階席の様にオーケストラを見下ろす位置になります。そのほうがオーケストラ全体を見下ろせて、楽器の位置などがはっきりします。
一階席まで下がると、ステージを見上げる様になり、木管楽器群は弦楽器の後方に隠れて、直接音が聞こえません。高くなるとオーケストラを俯瞰した位置関係になり、オーボエ、フルート、クラリネット、ファゴットの木管楽器の主役のやり取りがはっきりと聞こえてきます。
ゴンザエモンさんが指摘された様に、三次元的な音場が構成されている「大きな部屋」では、どこに座るかで、コンサートホールのどこの席に座るか程の違いがあります。同じ人が、同じソファに座っている限り、その人の背丈だけの音が聞こえていて、今回の様に座る椅子の高さを変える実験はあまりやってこなかったのです。そこで、ソファの中央に座って、高さを数センチずつ変えてみました。
するとわずか数センチの差ですが、写真でもわかる様に、高さのわずかな違いでも、部屋・コンサートホールの見え方が変わり、当然オーケストラの響きが異なります。後方のTroubadour40の傘の部分を見るとわかりやすいと思います。いつもは、自分の耳の位置だけでしか聴けていませんが、こうして意識して、高さを数センチ変えただけで、これだけ響きが変わるのには今更の様に驚きました。縦・横・奥行の三次元の音が出ているので、あたかもコンサートホールの席を変えたぐらいの違いが出るのでしょう。
この三次元の音は通常のSPだけでは再現できません。無指向性のDDDユニットだから、音場が出現してきます。ダイヤモンドツィーターから垣間見える生の音が、SPの目の前だけではなく、部屋の中に出現します。自分で調整しているのですから、どの様な音が出ているかは、説明できるのですが、初めての人は実際に聞かないと想像もつかないでしょう。
和室の音は、狭い六畳の部屋でも、壁が消えたり、畳が消えたりしますが想像されている範囲だと思います。SPが消えるか消えないかの差ですが、大きな部屋の音は、オーケストラがステージに並び、どこから聞いてもその位置は変わらないのです。私もよそのお宅で聴いたことはありませんから、低域の再生能力とダイナミックレンジもあるので、コンサートホールの二階席で聞く様なイメージで聞く事ができます。
ユニコーンでDDDユニットに接して17年、2012年の6月に、ユニコーンのエッジが劣化して、最新のユニットと交換しました。そして、エッジから空気が漏れていない、バックロードホーンが正しく動いているユニコーンを聴いたのです。German Physiksと直接購入できる様になって、横浜のMさんが、パラゴン用にTroubadour80を導入されたのが、2012年の夏でした。私は、その音を聞いて、DDDユニット単体の可能性に気がつきました。でも、私自身は、その年の秋になっても、まだ始めていません。

by TANNOY-GRF
| 2025-10-19 12:15
| オーディオ雑感
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Comments(3)
2014年大阪の住まいでトロバドール40にインフィニティRS-2.5のウーファ部を組み合わせて聴いていた懐かしい写真ですね。
IKEAのバーカウンター用スツールを取り寄せて使っていましたが、思わぬ所でまた役立って良かったです。
IKEAのバーカウンター用スツールを取り寄せて使っていましたが、思わぬ所でまた役立って良かったです。
椀方さん そうですね。この写真は2014年ですから、もう10年以上も前のことなのですね。プー博士のお部屋も2013年ですから、月日はあっという間に過ぎていきます。
でも、この10年間にいろいろな事がありましたね。積極的に前に進んできてよかったです。







