2026年 02月 21日
和室の調整は、より立体的に! ② |
単純なシングルスピーカーであるユニコーンの左右の調整だけで、これだけの方法があります。そのほかにも、SP本体と床との間の材質や厚みでも音が変わる要素は、無限にあります。いつも驚かせるのは、その微妙な音の差を感知する、耳と脳の動きです。どこまでの違いを音の差として感じるのか、ミクロの世界は奥が深く、また複雑です。装置自体はシンプルにしても、置き方一つでこれほど音が変わるのを、ほとんどの人は気が付きません。また気がついても音の違いが喜びになっている様です。そうでなければ安易に音が変わるアクセサリー類には手が出ないはずです。
オーディオの趣味は、無限です。聞き手の数だけ違いがあると言ってもいいでしょう。私は昔の人間ですから、安易にオーディオアクセサリーには手を出しません。違いを買う必要はないからです。たった1ミリ位置がうごいただけで、これほどの違いが出ると知っていたら、ただで出来る調整を優先します。
さて、単体にしたユニコーンの左側のSPを中央に寄せて、左右のバランスをとります。畳の縁との距離感を見て、1ミリ違いで動かし、その違いを検証していきます。中央に寄せるのと、反対側に離す方法です。検証をしながら進めますから、必ず逆も試みます。テレビの部屋では、セラミックのツイーターを外すとてきめんにオーケストラの音が聞こえなくなりますが、和室では、もちろんダイヤモンドの有る無しははっきりとわかるのですが、外しても音は寂しくありません。DACもプリも、もちろん真空管アンプの6336も効いています。
指向性のないユニットを使っているので、キャビネットの位置が少し変わっても、音は変わりません。後ろの壁との距離も、2〜3ミリでしたら、許容範囲に入るからです。左の音が少し大きく、音像が左に寄り気味だったのをキャビネットの調整で直していきます。後ろの壁との距離は保ち、ユニコーンを一つづつ左右に動かしています。左側のキャビネットを少しづつ中央に寄せてくると、左に寄り気味だったヴォーカルが少しずつ右に戻っていきます。と同時に、中央付近の音の厚みも変わります。畳の縁の半分ぐらい、動かしてみます。
この調整そのものが、楽しくなります。部屋の隅から隅まで掃除機をかけているのと同じ様な感じです。動ける範囲を全て試したくなりますね(笑)。片方ずつ動かしているので、左右同じ様に話したり、近づけたりします。前後は動かしていないので、音の広がりと重なりぐらいが変わります。収録時にマイクの間隔を変えた様な効果が出ます。ほんのわずかな差の、大きな違いを聞いて、気持ちよく展開するポイントを探します。
いろいろなタイプの音源を聴いてみます。ポイントはやはりコントラバスの出方ですね。低い音ですが、一致感が必要です。一番気をつけなければいけないのは、左右のスピーカーがお互いの音を打ち消さない様にしなければなりません。スピーカーの間隔と後ろの壁からの距離をうまく合わせると、おなじCDの音が全く変わるのは、オーディオの楽しさ満開です。
一日で調整できることではないので、バランスを整えて、これからも少しづつ調整をしていかなければならないでしょう。
by TANNOY-GRF
| 2026-02-21 06:55
| オーディオ雑感
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Comments(2)
一時うちでもユニコーンを使っておりましたが、子供が大きなものは要らないというので今はサラウンド用のD.D.D.を使っています。かつてユニコーンで音場が出ていた付近に置いて、いろいろ動かしてみると急に音が大きくなるような感じ、そして音がクリアになる場所が出て来ます。おそらくその辺がポイントなのだと思っています。私の耳ではこれ以上細かな位置変化は感知できないでしょうから、ここで聴いています。もっと良いところがあるんだろうな〜
和室の様な、部屋の影響を受けにくい環境でも、わずかな位置の違いで、音が変わります。今回は、初段管の見直しもしました。12AT7のありふれた球ですが、これが製造年代、製造メーカー、ロットの違いと、気になると収集がつかなくなります。




