2007年 01月 27日
順列組み合わせ? |
先日来。珍しくブログの更新が少ないけどまた海外を転戦しているのかと問い合わせが来ました。毎日見ているのに、楽しみしているのだから、励まされたのか、脅かされたのか判らないメールです(笑い)。
今週はどこにも行っていません。明治村の写真を取りすぎて、取捨選択に困っていました。それと、最近写真をアップロードすると、二回に一回は、落ちます。その度にやり直しです。SAFARIと相性が悪いのかexblogが重くなったのか、何しろ苦労しています。
その合間に、頼まれたケーブルの試聴テストを繰り返していました。こちらは相当微妙な差なので、神経を使います。でも、デジタルケーブルは、現在のカートリッジ交換だ!と言う方もおられるぐらい音が変わります。理論上は、デジタル信号(数字)が通るだけなのに、音があれほど変わるのです。私自身は、MS1を改蔵したトランスポートを使用しています。その、デジタル出力端子に繋ぎ変えて聴き比べると、すべてのケーブルが微妙に音が違います。
材質・長さ・方向・プラグ・インピーダンスのマッチング・仕上げ加工・エージング・すべて変わる要素です。それ以外にも、信じられないほどいろいろな要素や条件で音は違って聞こえます。市販のケーブルのほとんどに人為的な加工音が聞こえてきまます。
一番驚くのは、音楽のピッチが違って聞こえる現象です。高価なケーブルにその傾向が多いです。アナログ系では、すべてが、シリーズに繋がり、お互いが相殺しあって音造りをしています。ですから、完成された音づくりをされているところでは、何かを交換されると、音のバランスが狂い、交換した物を悪い評価する場合が多いようです。自分が苦労して作り上げてきた物を自己否定するには、時間と度胸がいるからです。また、有る特定のソースだけで、音決めをされている、ディープなオーディオマニアは、自分のそのイメージが濃くなる方向だけ評価しますから、ますます、音が煮詰まっていきます。そこへ、客観的に優れた機器が入ってきても、冷静に判断が下せなくなりますね。でもピッチが異なって聞こえるのは大変大きな違いです。
SD05出現以降、オーディオが目的で、いい音を聴きたいからオーディオ道楽をされている人達と、音楽を楽しみたいからオーディオを手段で使われている人の方向性の違いが鮮明になってきました。もちろん日本の場合は、その両方の人も沢山います。東京だけは、音楽的には特殊な環境で、行こうと思えば毎晩でも、生の音楽会に行けます。コンクールレベルの人のコンサートも、文化会館小ホールでは毎日開かれています。お金さえ払えれば、ウイーンでもベルリンでも聴き放題ですね。でも、地方にお住まいの方は、無理です。入れ物だけは世界中どこに出してもおかしくない物が、林立していますが、肝心な演奏会がありません。いや、来る人がいないのです。いつでも聴きたい演奏が聴けるのが、オーディオの使命でもあるのです。
その意味で、すり減っていく、誰にも使えないLPレコードより、誰でも簡単に使えるCDの普及は、大変意義がありました。しかし、その音が、長年LPレコードの音に慣れ親しんだベテランの琴線をくすぐるほどでは無かったのです。高級オーディオ誌は、最初の10年ぐらい見向きもしなかったぐらいです。大きな不幸ですね。アナログレコードの無くなり方が余りにも唐突で、業界側の都合だけで行われたつけが回ってきたのです。そして、死活問題に直面したカートリッジ業界は、真剣にいい音のでるカートリッジを開発してきました。結果、アナログは高級オーディオとして復権して、CDはますます二極化していきます。ipodに代表される圧縮技術のサウンドと、超高級CDプレヤーの世界です。
CDが出て、もう、25年も経ちます。いま、高級オーディオ界は、世界中でも何十、何百台しか売れなくても採算が合う高価な機器だけを開発しています。あたかも、一品生産のスイス時計の様な市場を目指しているかの様に!世界中の飛び抜けたお金持ちだけを相手に展開しているのです。業界は、4チャンネルステレオを新しく衣を買えて、5.1チャンネルと行って展開してきました。その結果、沢山いるSPは必然的に安いシステムに置き換わり、ますます、ピュアーオーディオの世界は狭まって行ったのです。その狭い、閉塞したCDサウンドを、基本に還り、ようやく、CDの持っている器の大きさを見せてくれたのが、昨年のSD05の出現です。
その流れは加速して、今年は本家のSONYからもS-masterのピュアーオーディオ機器が、一般的な価格帯に出てくるでしょう。もちろん、他のメーカーも追従して来ます。CDの出現以降世の中に普及した何億枚のCDが活かされるときがようやく来たのです。
今週はどこにも行っていません。明治村の写真を取りすぎて、取捨選択に困っていました。それと、最近写真をアップロードすると、二回に一回は、落ちます。その度にやり直しです。SAFARIと相性が悪いのかexblogが重くなったのか、何しろ苦労しています。
その合間に、頼まれたケーブルの試聴テストを繰り返していました。こちらは相当微妙な差なので、神経を使います。でも、デジタルケーブルは、現在のカートリッジ交換だ!と言う方もおられるぐらい音が変わります。理論上は、デジタル信号(数字)が通るだけなのに、音があれほど変わるのです。私自身は、MS1を改蔵したトランスポートを使用しています。その、デジタル出力端子に繋ぎ変えて聴き比べると、すべてのケーブルが微妙に音が違います。
一番驚くのは、音楽のピッチが違って聞こえる現象です。高価なケーブルにその傾向が多いです。アナログ系では、すべてが、シリーズに繋がり、お互いが相殺しあって音造りをしています。ですから、完成された音づくりをされているところでは、何かを交換されると、音のバランスが狂い、交換した物を悪い評価する場合が多いようです。自分が苦労して作り上げてきた物を自己否定するには、時間と度胸がいるからです。また、有る特定のソースだけで、音決めをされている、ディープなオーディオマニアは、自分のそのイメージが濃くなる方向だけ評価しますから、ますます、音が煮詰まっていきます。そこへ、客観的に優れた機器が入ってきても、冷静に判断が下せなくなりますね。でもピッチが異なって聞こえるのは大変大きな違いです。
SD05出現以降、オーディオが目的で、いい音を聴きたいからオーディオ道楽をされている人達と、音楽を楽しみたいからオーディオを手段で使われている人の方向性の違いが鮮明になってきました。もちろん日本の場合は、その両方の人も沢山います。東京だけは、音楽的には特殊な環境で、行こうと思えば毎晩でも、生の音楽会に行けます。コンクールレベルの人のコンサートも、文化会館小ホールでは毎日開かれています。お金さえ払えれば、ウイーンでもベルリンでも聴き放題ですね。でも、地方にお住まいの方は、無理です。入れ物だけは世界中どこに出してもおかしくない物が、林立していますが、肝心な演奏会がありません。いや、来る人がいないのです。いつでも聴きたい演奏が聴けるのが、オーディオの使命でもあるのです。
その意味で、すり減っていく、誰にも使えないLPレコードより、誰でも簡単に使えるCDの普及は、大変意義がありました。しかし、その音が、長年LPレコードの音に慣れ親しんだベテランの琴線をくすぐるほどでは無かったのです。高級オーディオ誌は、最初の10年ぐらい見向きもしなかったぐらいです。大きな不幸ですね。アナログレコードの無くなり方が余りにも唐突で、業界側の都合だけで行われたつけが回ってきたのです。そして、死活問題に直面したカートリッジ業界は、真剣にいい音のでるカートリッジを開発してきました。結果、アナログは高級オーディオとして復権して、CDはますます二極化していきます。ipodに代表される圧縮技術のサウンドと、超高級CDプレヤーの世界です。
CDが出て、もう、25年も経ちます。いま、高級オーディオ界は、世界中でも何十、何百台しか売れなくても採算が合う高価な機器だけを開発しています。あたかも、一品生産のスイス時計の様な市場を目指しているかの様に!世界中の飛び抜けたお金持ちだけを相手に展開しているのです。業界は、4チャンネルステレオを新しく衣を買えて、5.1チャンネルと行って展開してきました。その結果、沢山いるSPは必然的に安いシステムに置き換わり、ますます、ピュアーオーディオの世界は狭まって行ったのです。その狭い、閉塞したCDサウンドを、基本に還り、ようやく、CDの持っている器の大きさを見せてくれたのが、昨年のSD05の出現です。
その流れは加速して、今年は本家のSONYからもS-masterのピュアーオーディオ機器が、一般的な価格帯に出てくるでしょう。もちろん、他のメーカーも追従して来ます。CDの出現以降世の中に普及した何億枚のCDが活かされるときがようやく来たのです。
by TANNOY-GRF
| 2007-01-27 22:48
| オーディオ雑感
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