2007年 08月 14日
お盆の空間 |
梅雨明けしてからまだ十日ぐらいしか経っていないのに、連日の暑さにぐったり、毎日の気象予報を見ていると、ほとんど同じような天気図が続いています。太平洋高気圧に覆われて発生した台風さえ、高気圧の縁を回り台湾や大陸に進まざるを得ません。でもこの形が7月に現れなかったのが不思議でもあります。日本の夏は湿気を伴っていますから、36度以上になると(体温以上)とてもつらくなりますが、6月の砂漠の中のラスベガスは連日40度でした。乾燥している40度は日陰に入れば結構涼しいのですが、湿度の高い日本の夏(アジアモンスーン地帯)は、息苦しくもなります。
先日、暑気払いと慰安会をかねて東京湾の納涼船に乗りました。品川駅の長い構内を歩いてタクシーに乗り、運河の船着き場に向かいます。川を渡るたびに温度が下がり、屋形船の中は冷房が効いていましたが、動き出すと海の上は涼しく窓を開けて楽しめました。お台場の波の静かな入り江で恒例の天ぷら料理を食べた後、湾内観光で佃島をぐるりと巡りました。 風がたる舳先では寒いぐらいでした。楽しい納涼船を終えて、品川駅まで送ってもらうとそこは、海の風がビルで遮られた灼熱の地帯でした。山手線と総武線を乗り継ぎ阿佐ヶ谷に帰ってくると熱風乾燥機の中にいるような暑さ!いかに無計画なビルラッシュが東京の環境を変えているかが実感されます。
明くる日、埼玉県の加須、羽生地区に行きました。灼熱の田園地帯で町にも人の影は有りません。あまりにも熱いからです。海から離れると温度が上がると言います。関東平野の真ん中で赤城山からの熱風と東京の暑さがこのあたりで落ちてくるそうです。地元の人はあきらめています。その日は37度が観測値でしたが、実感温度はもっと高く、車の温度計はいつも高めですが、42度を示していました。走行中に窓を開けるとたちまち熱風顔し寄せそれはそれで気持ちのいいものでした。加須名物の冷たいうどんがのどごし良く楽しめました。
昨日は、迎え盆の日でした。旧盆の実家のお墓まりをすませて帰り道、街角で迎え火をたくお年寄りの姿を見ることが出来ました。そのまま、都留の友人の家まで来て泊まっています。山間の家は涼しく、明け方は寒くて布団をかぶるぐらいでぐっすりと寝れました。周りに緑が有ると大変な違いです。昨日の晩は流れ星を少しだけだけど見ることが出ました。
by TANNOY-GRF
| 2007-08-14 08:13
| 旅の空
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