2008年 08月 07日
SPのセッティング-1 交差法 |
今回の小型SP「PSD・T4」を聴くときに、セッティングの奥深さを今更のように知らされました。我が国の住宅事情を考えると、ほとんどの場合SPは、対面の壁に付いています。そしてその間にアンプ類があるというのが一般的でしょう。視覚的なバランスも良いし部屋も広く使えます。

以前真空管アンプを使っていた頃、GRFの間にアンプ類を置くとSPの音圧を受けて音が濁るのを経験しました。大音量派の友人のところでも同じ現象が現れ、振動に弱いレコードプレーヤーやアンプ類は側面に移動して使っていました。しかし、部屋の大きさを考慮すると最大限に大きく使う場合はどうしてもSPは対向面に置かざるを得ません。
その友人のオートグラフやGRFの様なコーナー型は、必然的に部屋の隅に置くようになります。三角形の形状をしているのでそれほど大きな面積を取らず設置できます。しかし、SPの後ろ側を何センチ離したときがその部屋に合う特性かの調整が重要になります。ぎりぎりでは壁の反射が大きくなりすぎ音がボンボンと鳴ります。離せばバックロードホーンの壁の効果が少なくなり低音が薄くなります。その調整の加減がアンプの特製と伴い微妙に変えてきました。
通常のレキュタンギュラー型のSPでは、後ろの壁に平行に置くより、すこし内向きにされている方が多いように見受けられます。そして現在ではほとんどのオーディオマニアの方は、SPの下にスタピライザーやスパイクで床とのコンタクトを考えられています。特にスパイクを使用されている場合は、その受け皿の移動の困難さからSPの位置を大幅に変える実験は行えないようです。
しかし、一度その足かせを外して、SPを部屋の中で自由に動かし最適なポイントを探してみませんか?現状の事情からたまたま置かれている場所に固定して、その音の改善?に沢山のアクセサリーを購入する不自然さにそろそろ気がつかれてもいいように思います。オーディオとはアクセサリーの購入にあると思っている方が多すぎます。専門の雑誌も出てきますが、アクセサリーをいじくる前にやることがあります。
よく、聴いているSPの前を人が横切ると、一瞬音がとぎれるタイプのSPがあります。反対に前に人がいようとあまり影響なく音が聞こえてくるSPもあります。ホーン型のSPでは、指向性が強く前を塞がれると音が聞こえなくなる現象がありました。現在のSPの主流であるドーム型はその点が大きく違います。前者のタイプのSPは壁に付けて全面の放射する面積を大きく取られた方が良いようです。TANNOY・ALTEC・JBL・JENSEN等のホーン型のツィーターを使用しているタイプのSPです。これらのSPの多くは、盛大にキャビネットが鳴っています。意識的に響かしているSPもあります。この場合は、SPを置く位置は自ずから限られてきます。それでも、SPを前後に動かしてみますと、だいぶ音が変わるのが解るでしょう。
また、ツィーターの指向性からツイター自身を聴き手側の内側に向けないと高域が落ちるSPも多いようです。この場合、スーパーツィーターをつけられている方も多いようですが。このようなタイプのSPをお使いでしたら思い切ってSPをコーナーに置いて、45度内向きで使われるとご自分がSPのサービス地域の中央に来ることが出来ます。ステレオ写真の見方の言い方を使うと、「交差法」の聴き方になります。この場合、音場はSPから前方に交差する地点まで飛び出します。交差点の少し後ろで聴くと立体的な音場を楽しめます。
GRFは主にレコードを楽しむために使っています。レコードの調整を追い込んでいくと、立体的な音像が浮かび上がってきます。私の経験では、ヘッドアンプよりトランスの方が、その感覚が出るように思えます。奥行きのある音は、ステージ全体に拡がって前後左右上下から降ってきます。

以前真空管アンプを使っていた頃、GRFの間にアンプ類を置くとSPの音圧を受けて音が濁るのを経験しました。大音量派の友人のところでも同じ現象が現れ、振動に弱いレコードプレーヤーやアンプ類は側面に移動して使っていました。しかし、部屋の大きさを考慮すると最大限に大きく使う場合はどうしてもSPは対向面に置かざるを得ません。
その友人のオートグラフやGRFの様なコーナー型は、必然的に部屋の隅に置くようになります。三角形の形状をしているのでそれほど大きな面積を取らず設置できます。しかし、SPの後ろ側を何センチ離したときがその部屋に合う特性かの調整が重要になります。ぎりぎりでは壁の反射が大きくなりすぎ音がボンボンと鳴ります。離せばバックロードホーンの壁の効果が少なくなり低音が薄くなります。その調整の加減がアンプの特製と伴い微妙に変えてきました。
通常のレキュタンギュラー型のSPでは、後ろの壁に平行に置くより、すこし内向きにされている方が多いように見受けられます。そして現在ではほとんどのオーディオマニアの方は、SPの下にスタピライザーやスパイクで床とのコンタクトを考えられています。特にスパイクを使用されている場合は、その受け皿の移動の困難さからSPの位置を大幅に変える実験は行えないようです。
しかし、一度その足かせを外して、SPを部屋の中で自由に動かし最適なポイントを探してみませんか?現状の事情からたまたま置かれている場所に固定して、その音の改善?に沢山のアクセサリーを購入する不自然さにそろそろ気がつかれてもいいように思います。オーディオとはアクセサリーの購入にあると思っている方が多すぎます。専門の雑誌も出てきますが、アクセサリーをいじくる前にやることがあります。
よく、聴いているSPの前を人が横切ると、一瞬音がとぎれるタイプのSPがあります。反対に前に人がいようとあまり影響なく音が聞こえてくるSPもあります。ホーン型のSPでは、指向性が強く前を塞がれると音が聞こえなくなる現象がありました。現在のSPの主流であるドーム型はその点が大きく違います。前者のタイプのSPは壁に付けて全面の放射する面積を大きく取られた方が良いようです。TANNOY・ALTEC・JBL・JENSEN等のホーン型のツィーターを使用しているタイプのSPです。これらのSPの多くは、盛大にキャビネットが鳴っています。意識的に響かしているSPもあります。この場合は、SPを置く位置は自ずから限られてきます。それでも、SPを前後に動かしてみますと、だいぶ音が変わるのが解るでしょう。
また、ツィーターの指向性からツイター自身を聴き手側の内側に向けないと高域が落ちるSPも多いようです。この場合、スーパーツィーターをつけられている方も多いようですが。このようなタイプのSPをお使いでしたら思い切ってSPをコーナーに置いて、45度内向きで使われるとご自分がSPのサービス地域の中央に来ることが出来ます。ステレオ写真の見方の言い方を使うと、「交差法」の聴き方になります。この場合、音場はSPから前方に交差する地点まで飛び出します。交差点の少し後ろで聴くと立体的な音場を楽しめます。
GRFは主にレコードを楽しむために使っています。レコードの調整を追い込んでいくと、立体的な音像が浮かび上がってきます。私の経験では、ヘッドアンプよりトランスの方が、その感覚が出るように思えます。奥行きのある音は、ステージ全体に拡がって前後左右上下から降ってきます。
by TANNOY-GRF
| 2008-08-07 15:23
| オーディオ雑感
|
Comments(3)
お教えいただきたいのですが、たとえばALTEC MagnificentやJBL OLYMPUSなどのホーン使用の古いフロア型は後ろの壁から離したセッティングはあまり有効ではないのでしょうか? 実際この手のSPを使われるかたはほとんど壁際で、しかも左右の距離をあまりとっていないセッティングを多く見かけます。
ホーン型の構造上、距離を置いて聴いた方が音がまとまります。それでも、ウーハーのことを考えますと、ある程度、壁から離された方が、音のバランスが良くなるようです。
平行法は、コーン型かドーム型のような音場型のSPに適しています。ホーンはその構造上、音が後ろに回りませんから、音場型の聴き方には、適していないようです。
左右の距離もホーンが指向性があるため、余り離すと音が左右に分かれてしまいます。ホーン型の場合は、ステレオ効果より、音域やダイナミックレンジの拡大方向に長所があります。
平行法は、コーン型かドーム型のような音場型のSPに適しています。ホーンはその構造上、音が後ろに回りませんから、音場型の聴き方には、適していないようです。
左右の距離もホーンが指向性があるため、余り離すと音が左右に分かれてしまいます。ホーン型の場合は、ステレオ効果より、音域やダイナミックレンジの拡大方向に長所があります。
お答えいただき、ありがとうございます。
いずれ手に入れる時迄にセッティングの勘所を調べておりました。
最近のオーディオ誌にはあたりまえですが、最近のSPでの調整法しか載っていないので、わからなかったので大変参考になりました。
いずれ手に入れる時迄にセッティングの勘所を調べておりました。
最近のオーディオ誌にはあたりまえですが、最近のSPでの調整法しか載っていないので、わからなかったので大変参考になりました。

